洒落た空間で確かな診療 訪問歯科との両輪で生涯に寄り添う
在宅医療を提供する医療法人社団の歯科外来拠点が
開業20年という節目を前に移転リニューアルを果たした。
柔軟な発想で新しい風を吹き込むリニューアル
再開発が進み、住みたい街として人気の二子玉川。その駅近くの商業ビル1階に、2021年2月「アペックス メディカル・デンタル クリニック」が移転リニューアルした。
「アペックス メディカル・デンタル クリニック」の母体は主に在宅医療を提供する医療法人社団マイスターで、同医院はその外来歯科を担う拠点という位置付けである。
歯科医師であり、医療法人社団の理事を務める福野雅人先生がリニューアルにあたりこだわった点は“歯科医院の枠にとらわれず、新しい風を吹き込むこと”。医院のデザインには住宅やホテルなどを手がけるデザイナーとインテリアコーディネーターを起用し、洒落た雰囲気をまとっている。
リニューアルに際し、院内の診療ブースはすべて半個室や個室に変えた。「患者さんのプライバシー保護やコロナウイルス感染対策など、世の中の変化に柔軟に対応できる医院づくりがしやすくなりました」とにこやかに語るのは、院長の石黒阿里沙先生。
石黒先生曰く、このリニューアルには医院へのアクセスの改善も期待したという。同医院は2002年から19年の間、同じビルの6階で開業していたが、目につきにくく患者さんからしばしば場所について問い合わせが寄せられていた。1階に移すことで先生の狙いどおり移転後は問い合わせが減り、患者さんと医院の双方にプラスに働いたそうだ。
洗練されたデザインに、より良い医療を提供できる環境を備え、「アペックス メディカル・デンタル クリニック」は、医療法人社団の拠点にふさわしい進化を遂げた。
大型機器をジーシーで揃えメンテナンス窓口を一本化
「アペックス メディカル・デンタル クリニック」はユニットを5台有し、すべてイオムシリーズである。うち3台はイオム アクアで、今回の移転リニューアルを機に導入した。
「給水回路の洗浄機能が決め手となりました。近頃はユニットの水を気にする患者さんもいらっしゃるので、安心して治療を受けていただくことができます」
また同医院ではユニットのほかにX線装置、滅菌器、レセプトコンピュータなどにもジーシー製品を選んでいる。
「アフターフォローが丁寧かつスピーディーで信頼しています。メンテナンス窓口の一本化は、問い合わせなどの間接業務の軽減に役立っています」と、両先生はジーシー製品で揃えることのメリットを話してくれた。
訪問歯科との両輪で地域の人々の口腔健康を守る
医療法人社団マイスターでは歯科の往診部門を組織しており、グループ内の医科部門や介護部門と連携を取りつつ、地域の人々に訪問歯科診療を提供している。
「歯科外来と訪問歯科を分業することで、訪問歯科診療を常に確実に提供できるという体制を整えています。また、マイスターグループでは『笑顔になる喜びをもっと 生きていく幸せをずっと』を企業理念としています。いかなるときも立ち返ることができるこの理念を拠り所として、グループ全員が一丸となって患者さんのために貢献を続けていきます」
新しく充実した外来の拠点に、手厚い訪問診療体制。生涯にわたって地域の患者さんの口腔健康に寄り添えることを強みに、より一層活躍していこうとする先生たちの想いがひしひしと感じられた。