全顎治療で患者さんと向き合う信頼の厚いデンタルクリニック
全顎治療をコンセプトに2015年11月に開業し、4年目に突入した「ブルーリーフ歯科」。
新技術にも実直に向き合い、地域の人々のお口の機能美を目指す。
診療コンセプトは全顎治療
洗練された街として知られる横浜市青葉区。その中心であるたまプラーザ駅から徒歩約5分のところに「ブルーリーフ歯科」がある。
同クリニックは、菊島大輔先生が40歳の節目を迎えるにあたり開業した。診療コンセプトは「全顎治療」。十数年に及ぶ勤務医としての診療経験から、う蝕治療、歯周病治療、歯列矯正、噛み合わせ治療、インプラントや審美的な治療を駆使した包括的な治療により機能美を目指すことが、口腔内の健康を根本から守るために不可欠であると考えたのだ。
菊島先生は、勤務医時代に他院で治療を断られた女性に対して多角的な治療を施し、5年がかりで口腔内環境を改善させた経験がある。難症例でも諦めずに患者さんに寄り添い治療を行う菊島先生の姿勢は、開業後も変わっていない。
予防歯科へのニーズにも応える
数多くのう蝕や難症例を手掛けてきた菊島先生は、「ブルーリーフ歯科」にもう蝕や難症例の患者さんが来院するものと考えていた。ところが、実際には多くの患者さんが予防歯科を希望。予想に反して、メインテナンスや歯列矯正へのニーズが高く、はじめは戸惑ったが、発想の転換を図りデンタルIQの高い患者さんのニーズに応えようと、広めの診療スペースを予防メインの診療スペースに変更した。その診療スペースには、リラクゼーションデンタルユニット「フェリーチェ」が設置されており、メインテナンスの前後、歯列矯正やホワイトニングの待ち時間にマッサージを提供している。
不安を乗り越え
歯科医師としての経験は十数年あっても、経営者としての経験はゼロからスタートした菊島先生。開業当初は患者さんが思うように集まらず、診療を続けられるのだろうかと、不安になることもあったという。しかし、患者数が少ない分、患者さんひとりひとりにゆとりをもって、口腔内の状況や治療について説明することができた。写真や、デジタルX線画像解析ソフト「ロメキシス」などを用いたわかりやすい説明は、治療への理解を深めると同時に、患者さんとの信頼関係の構築に大きく貢献。次第に、患者さんが自費診療を選ぶようになったり、口コミで新規の患者さんが来院したりするようになり、徐々に患者数も増えていった。2018年には法人化し、訪問治療もスタートした。
新技術で治療の質を高めていく
ブルーリーフ歯科では、患者さんに満足していただける治療を提供するために、診療体制の拡充を予定している。現在、同歯科には菊島先生と2名の代診歯科医師により週2日のみ歯科医師2人体制で診療に当たっているが、4月からは2人体制の診療日を週4日に拡大するという。さらに「全顎治療」の質を高めていくためには、新技術の導入も欠かせない。
「デジタルの威力を感じています。インプラント治療では、ガイデッドサージェリーの精度が高まりました。マイクロスコープの登場で、それまでできなかったことができるようになったように、新技術を取り入れることで治療の質をもっと高められるでしょう。デジタルの世界は今後5年でさらに大きく変化すると思います。時代に取り残されないようにしなくては」
現状に甘んずることなく全顎治療の技術向上に努め、地域の人々の機能美を目指す菊島先生の熱い思いが伝わってきた。