甲府盆地の新興住宅街で地域とともに成長をめざす歯科医院
山梨県内では甲府市に次いで県内第2の人口で、
ファミリー層のベッドタウンとして注目されている甲斐市に、新しい「リーフ歯科医院」が開業した。
成長著しい新興住宅街で新規開業
2004年に竜王町、敷島町、双葉町が合併して生まれた甲斐市。甲府盆地の北西部で、甲府市に隣接したベッドタウンである。
「リーフ歯科医院」は、そんな甲斐市の旧双葉町地域に2017年4月、開業した。医院の正面には「穂坂路」と呼ばれる坂道が通り、古くから甲斐国と信濃国を結ぶ街道として地域の人々に利用されてきた。「この坂道から晴れた日には西側には八ヶ岳、東側には富士山がよく見えます」と院長の鈴木 聡先生は語られる。
山梨県出身の鈴木先生が開業にこの地を選ばれたのは近年、宅地化が進んで人口も増えてきたからだという。「この地はかつては何もない地域でした。ただ、すぐ近くに中央高速道路の双葉サービスエリアがあり、そこにスマートインターチェンジが設けられたことや甲府市街地にも近いことから、新しいファミリー層に人気のエリアになってきました」。
甲府市のベッドタウンとして宅地開発が進む甲斐市で、町の発展とともに医院も成長していきたいという。「リーフ歯科医院」という名称は旧双葉町の名を基に「ふたば」をイメージして付けられ、医院マークには2枚の葉がデザインされている。地域への強い愛着心がうかがえる。
患者さんがリラックスできるゆとりの設計
モダンな建物の「リーフ歯科医院」は、広くリラックスできる待合室をはじめ、すべてがゆとりの空間で設計されている。診療室は半個室が3ブースと完全個室の特診室で構成されている。
「患者さんには古くからの方、新しく移住された若いファミリーの方もいます。高齢者の中には車椅子の方もいますし、ファミリーだと親子で診療室に入られることもあるので診療室は広めに設計しました。また、パーテーションや受付には曲面状のデザインを採用して、院内をやさしく演出しました」
特診室にはプランメカ社のGコンパクトiタッチ、一般診療室にはイオムレガロが導入されている。「ジーシーのユニットは使ったことがなかったのですが、デザインの良さと使いやすさに驚いています。イオムレガロはストレスなく操作ができるので、選んで良かったと実感しています。また、フライングタイプのGコンパクトiタッチはとてもコンパクトですよね。床の掃除が楽で清潔に保つことができます。衛生面に優れオペ空間には最適でした」
開業に際して導入機器に妥協はしたくないということから、X線はプロマックス3D Plus、消毒コーナーにはクラスBのバキュクレーブ31B+を導入された。
小児矯正を軸に順調な滑り出し
新規開業から半年が経ち、診療にも医院独自のカラーが生まれてきた。
「勤務医時代から小児矯正には興味があり勉強してきました。それは、成人治療において口腔内の問題をたどっていくと必ず小児期の咬合や歯列の問題と関係しているからです。小児期から咬合を考え、患者さんの将来の健康まで守りたいと思うようになりました。開業当初の患者さんで親子で来院された方がいました。子供さんの噛み合わせに問題があるので希望があれば対応します、と伝えてみたところ、お願いしますということでした。わが子の噛み合わせを良くしたいと願うお母さんは多いのかもしれません。今では小児矯正を希望される方が少しずつ増えてきています。お母さんたちどうしの口コミで広がっているのかもしれませんね」
「数ある歯科医院の中から開業したばかりの『リーフ歯科医院』を選んで来てくれた患者さんを大切にして、私たちも地域の皆さんと一緒に成長していくように頑張ります」と、爽やかに鈴木先生は語られた。