品川シーズンテラス歯科

品川シーズンテラス歯科
東京都港区港南 医療法人社団ITS

最新高層オフィスビルで上質の医療サービスを提供する

東京の高層ビル群を代表する新宿西口地区と品川港南地区。
新宿地区では「東京オペラシティ歯科」を3年前から運営し、2015年6月には品川地区で「品川シーズンテラス歯科」を開業した。

開発著しい品川の高層ビルに診療所開設

 

 高層ビルが林立する品川駅の港南口。そのなかでも、田町寄りの地区はJR山手線新駅建設を中心に今後大規模な再開発が予定され、それに伴い新しい高層のオフィスビルやマンションも続々生まれようとしている。
 そんな開発地区に隣接して高層オフィスビルの“品川シーズンテラス”が2015年にオープンした。そして、ビルオープンと同時に「医療法人社団ITS 品川シーズンテラス歯科」が3階に誕生した。
 「品川シーズンテラス歯科」は完全バリアフリーで、シックな茶系とクリーンな白を基調に、センター通路を挟んで左右に6つの個室診療室から構成される。通路の左側は治療エリアで右側がメインテナンス中心の予防エリアである。ユニットはイオムレガロスマートで、X線室にはプランメカ社のプロマックス3Dが設置されている。

患者さんが理解しやすい視覚的な説明に徹する

 

 「実は、ここは分院で本院は初台の東京オペラシティ歯科です」と理事長の石井宏明先生。初台も新宿駅西口の高層ビル街の一角で、「東京オペラシティ歯科」も東京オペラシティという高層ビルの中に診療所を構えている。
 「よく高層ビルでの診療は自費中心と思われるのですが、本来はビルに勤務される方の健康を支える施設なので、先進的な治療だけに特化することはできません。また、大手企業が多いビルでは患者さんの転勤も多いので、来られた患者さんの心にいかに残る診療所にするのかというのが大切だと思います」。そのためにも、石井先生は患者さんとのコミュニケーションを最も大切にされる。
 「口腔疾患や治療内容を映像ソフトで説明するとともに、その日の術前・術中・術後状態もすべて口腔内カメラG-カムで視覚的に確認していただきます。ご自身の病態を知り、治療で何が必要なのか分かりやすく説明することで、患者さんも納得できて信頼感も生まれてきます」
 そのような丁寧な対応から患者さんとの絆も深まり、たとえ転勤してもわざわざ通ってくれる患者さんも少なくないという。
 ※「患者さん説明用に口腔内カメラ『G-カム』を使っています。とても分かりやすく伝えることができ、患者さんも安心して納得されます」と石井先生。

医療の質とスタッフの生活を考えた運営システム

 

  石井先生が「東京オペラシティ歯科」を自らが運営され始めたのは約3年前で、それ以前は院長として雇われていた。「約7年間院長を経験して経営面とともにスタッフの生活を支えることを学びました。その後、前オーナーから継承の話があり受け継いだのです」。
 また、石井先生がオペラシティの前に勤務していた医療機関は、医療の質に徹底的にこだわる歯科医院だった。そこで、医療人としての真の姿も学び、「医療」と「経営」のバランスの大切さを身につけられたという。
 「患者さんとスタッフのこれからを考えた時、誰が担当しても質の高い医療を患者さんに提供できないといけません。そのためにも、スタッフには確かなスキルを身につけられるように、独自のカリキュラムで歯科衛生士は3か月間、ドクターは6か月間しっかり研修してもらいます。それにより、患者さんには良質の診療を提供するとともに、スタッフには彼らの将来のために勉強できる施設としたい。つまり、患者さんもスタッフも何かの事情で他に移っても、ここに来て良かったと思ってもらえる診療所にしたいのです」
 将来的に「品川シーズンテラス歯科」以外にも新たな高層ビルに進出したいと考えている石井先生。医療と経営のバランスの中で、どこまで先生独自のスタイルを築いていけるのか楽しみでもある。