0歳から100歳超えても通える
生涯のかかりつけ歯科を目指して
2024年に12月に開業した「富士こばやし おとなこども歯科」では、
“幸せのお手伝い!”の理念のもと、患者さんの健康増進に邁進している。
患者さんの健康を守り続けるために開業を決意
静岡県の東部に位置し、北には富士山、南には駿河湾を望む富士市。この地で生まれ育った小林大介先生が、「富士こばやし おとなこども歯科」を開業した。
小林先生が歯科医師になるきっかけとなったのは歯科医師である叔父様の存在。地域の患者さんの健康を守る優しい姿に幼い頃から憧れ、迷わず歯科の道に進んだ。
卒後は研修医を経て京都大学医学部附属病院口腔外科に勤務した。大学病院では、他科と関わりながら歯科と医科の知識や技術を深めていくことに楽しさを覚える一方で、来院する難症例の患者さんを診続けるうち、難症例化する前に何とかできればという気持ちを日々抱いていたという。患者さんの状態が悪くなる前から診療を始めて健康を守り続けるべく、開業を決意した小林先生は、歯科医師であり奥様でもある美沙子先生とともに新たな一歩を踏み出した。
3つの方針を推進力に生涯のかかりつけ歯科を目指す
医院が掲げる理念は「口腔から全身の健康をサポートし、医療を通じて関わるすべての人々の“幸せのお手伝い!”」であり、すべての患者さんの“生涯のかかりつけ歯科”を目指して、3つの方針のもと診療に取り組んでいる。
1つめは「歯周病の治療と予防」。多くの全身疾患との関連が指摘される歯周病の治療・予防が、患者さんの健康寿命延伸につながることから、医院の一丁目一番地に据えている。
2つめは「100歳まで噛める治療」。食事を続けられることが患者さんの幸せにつながると考え、たとえ歯を失っても補綴治療を通じて100歳までしっかり噛める口腔環境作りに努めている。特に、口腔外科で培ったインプラント治療の技術を活かして、力を注がれている。
3つめは「小児治療と矯正」。歯周病やう蝕で歯を失う原因の多くには、幼少期からの生活習慣や歯並びが関わっているという考えから、幼い頃から年3~4回歯科に通うのが当たり前という習慣を作り、歯列に問題があれば早期に矯正するなどして、歯周病やう蝕にかかりにくい口腔に整えることを重要視されている。
水の衛生に配慮したユニットで患者さんを迎え入れる
院内に目を向けると診療室はすべて個室で、治療用と予防用のエリアが分けられており、ユニットにはいずれも「イオム アクア」が選定されている。その理由を尋ねると、給水管路洗浄システムが標準装備されている点が何よりの決め手だったという。
「ユニットのホース内は汚れやすく、ここを洗浄することで患者さんの口に入る水の清潔さが保てるシステムに大きな魅力を感じました」
聞けば、小林先生は開業までジーシーのユニットを触ったことがなかったものの、新しいユニットを扱うことの不安よりも、水の清潔さへのこだわりや期待が勝ったそうだ。
全身の健康増進も意識して新たなステップへ
患者さんの健康に真剣に向き合ってきたことで来院者は開業から順調に増えており、医院が目標とする健康な口腔環境の構築も地域に根付き始めてきた。そして小林先生は次のステップとして、患者さんの口腔だけにとどまらないさらなるアプローチも画策している。
「今後は全身の健康増進にももっと目を向けて、食育に力を入れた保育園や子供も大人も身体作りができるトレーニングジムを作ることを考えています。開業当初はその実現に10年はかかると見込んでいたのですが、もっと早く形にできそうです。最終的には地域にとっての社会的財産と言える医院となれるよう努力していきます」と、力強く話す小林先生。
すべての患者さんの生涯にわたる幸せをまっすぐに見据える「富士こばやしおとなこども歯科」が、さらに発展していくことを期待してやまない。