森歯科医院

森歯科医院
北海道帯広市西五条 医療法人社団 慎成会

着実に歴史を刻み発展をつづける歯科医院

約半世紀前に生まれた「森歯科医院」。
二代目の院長が帰郷されてから、将来の歯科医療のあり方を追求して、現在では地域で多くの患者さんに愛される歯科医院に発展した。

十勝・帯広で歴史を築く森歯科医院

 

 北海道南東部に広がる十勝平野の中心都市・帯広市。この地に「森歯科医院」が生まれたのは1964年。先代で今は名誉院長の森 政成先生が開業された。そして1998年、東京で研鑽されてきた現院長の森 一成先生が戻られたのを機に診療所を建て替えられ現在の基礎が築かれた。
 故郷に戻られた森先生には目標があった。それは、GPに甘んじることなく3年単位で矯正、根管治療、インプラント治療などの専門領域を身につけ、患者さんに納得してもらえる医療を提供することだった。
 「GPの先を行くには専門医が集まれる拠点が必要です。そのためにも、自分が専門領域を理解していないと目が行き届きません。私は自分で患者さんの治療に責任を持ちたいので、3年ごとに新たな目標を決めて積極的に勉強しました」。大学で有床義歯学講座を修了後も、つねに新しい分野にチャレンジしてきたことで、地域で多くの患者さんに愛される歯科医院に発展してきた。

 

初診時には徹底的に患者さんの主訴をうかがう

 

 「森歯科医院」の診療空間は初診室、一般診療室、オペ室の3つのコーナーで構成され、イオムレガロを中心に全6台のジーシーのユニットが設置されている。その診療空間の中でも特徴的なのが初診室だ。
 「初診の患者さんは診査・診断を含め約120分の時間を費やします。最初に担当の歯科衛生士が30分以上かけて主訴などをお聞きして、その後、口腔内のすべての診査を行い、パノラマX線画像などの資料を揃えてから、医院の考え方を説明します。患者さんが納得していただいてから、私とじっくり治療についてお話しします」と森先生。
 初診室はカウンセリングコーナーとユニットを併せ持つ空間で、初診時だけでなく、治療終了後の再評価時にも活用される。このユニットにはマイクロスコープが装備され、術前から術後までの動画でも確認できるようにしている。
 「患者さんが来院される理由はそれぞれ異なります。私たちは個々の患者さんに満足してもらうために、しっかり患者さんの要望をお聞きして、主訴に合わせた治療を心掛けています」
 患者さんが来院して良かったと思ってもらうためにも徹底したコミュニケーションは欠かせない。患者さんが満足されることで、新しい患者さんを紹介してくれることも増えてきたと語られる。

 

3年ごとに新しいことにチャレンジ

 

 患者さんが満足する治療を提供するための器材として、マイクロスコープはOPMI pico(カールツァイス社)とOP-Dent(オプトミックス社)による2台体制で、CTはプランメカ社のProMax3D、滅菌器はクラスBのバキュクレーブ31B+を2台導入している。また、オペ室には天井埋め込みで3つのオペライトが据えられている。ジーシー製品については20年以上前、ユニットの使いやすさに関心を持ったことがきっかけで、その後もジーシー製品を主に取り入れられているという。
 「帯広に戻って以来、3年ごとに矯正治療、根管治療、インプラント治療などの専門領域を徹底的に勉強し、来院される患者さんにベストな治療を提供できるように心掛けています。そのためにも最新の器材は必要だと感じています。近年、患者さんにも私の考え方が伝わりはじめたようで、患者さんも年々増えています」
 森先生が帯広に帰られて約20年。3年ごとのチャレンジとベストな治療を提供するために、器材も自然と最新のものが揃ってきた。そんな先生の次の目標は、全ユニットにマイクロスコープを装備し、メインテナンスや治療内容ごとに診療領域を区分けしてスタッフ移動の効率化を図りたいとのことである。スタッフには働きやすく、患者さんには満足できる「森歯科医院」の進化は、まだまだ続く。