横田歯科医院

横田歯科医院
東京都足立区千住旭町

口腔の健康を通して全身の健康に寄与する歯科医院

人情味あふれる北千住で生まれ育ち、この町が大好きだという「横田歯科医院」の横田秀一先生。
患者さんのサポートをさらに充実させようと移転開業した。

 

人の縁で発展してきた「横田歯科医院」

 

 かつては日光街道の宿場町として賑わった千住地区。その中でも隅田川の北側に位置する北千住は、現在はJR、私鉄、地下鉄が乗り入れるターミナルである。昔ながらの下町風情も残るこの地で「横田歯科医院」は23年前に開業した。
 院長の横田秀一先生は北千住に生まれ育った。「前医院は私が産まれた産婦人科があった場所なのです。開業を考えていたとき、ちょうどその産婦人科が閉院することになり、そこで開業することができました。そのときのことは今でもよく覚えています」。
 横田先生は勤務医時代から歯周病治療を本格的に取り組まれ、開業後は患者さんのセルフケアのサポートとともに生活習慣や食生活指導にも力を入れてきた。「プラークコントロールと食育をさらに充実させたいと思い、クリニック内に厨房設備のある場所を設けたいと数年前から移転先を探していました」。
 そして、2016年5月「横田歯科医院」は北千住駅の近くに移転した。
 「じつは、新しい医院も私が子供の時に通っていた塾の先生のお宅だった場所です。家を建替えるので2階を医院にしないかとお誘いを受け、設計からかかわらせていただきました。医局には念願の厨房設備を造ったので、スタッフが当番制で健康に配慮した昼食をつくり、お昼休みには皆で食べ、将来的には患者さんへの食育指導にもつなげていきたいと考えています」。まさに下町的な人の縁が「横田歯科医院」を発展させてきた。

やさしい木の香りが医院全体を包み込む

 

 新しい「横田歯科医院」は、木をふんだんに使用した癒しの空間である。受付カウンターは白木の天板、診療室やカウンセリングルームの入り口は格子戸をイメージし、診療空間の仕切りも木で造られている。
 ユニットは6台で、入り口側は治療用空間、奥はメインテナンス空間で3台ずつユニットが設置されている。治療用にはマイクロスコープ搭載のイオムレガロとプランメカ社のGコンパクトiタッチ、メインテナンス空間にはイオムレガロとともにマッサージ機能付きのルアーナを導入した。
 「マイクロスコープは10年前から使用しています。精度の高い確かな処置が行えてこそのメインテナンスですからね。これからも、よりいっそう歯科衛生士さんたちに活躍していただきたいので、患者さんとじっくりコミュニケーションできるよう、メインテナンス空間は医院の奥にレイアウトしました。新しく導入したルアーナはホワイトニングのときには特に重宝しています。患者さんの評判も上々ですね」

健康は“健口”から始まる

 

 「横田歯科医院」の医院名には“歯周病センター”と冠せられている。
 「口腔疾患の多くはプラークが原因です。患者さんは症状が出て来院され治療を受けるのですが、その際に病気の原因をしっかり説明しないと、再び悪くなることを繰り返し、結果的に歯を失うことにもなりかねません。ですから、主訴の処置を行った後は、再発しないようにセルフケアのサポートに力を入れているのです。歯周病の患者さんも歯周組織が改善してくると、食事も含めて全身の健康を気づかうようになる方が多くいらっしゃいます。そんな健康に対する関心を患者さんに持ってもらえる歯科医院を目指しています。私は、健康は口から始まる『健口』だと考えています」
 歯周病予防をスローガンに患者さんの全身の健康を考える横田秀一先生。そして、患者さんのセルフケアをサポートする歯科衛生士さんたち。地域に根づいて人情味あふれる「横田歯科医院」。その“健口”に対する取り組みは、着実に北千住の人々に広がっている。