食の問題の改善に向けて対応をしていますか13け由無回答0.5%無回答3.5%全体(n=712)改善に向けて対応している歯科医院は半数以下参考文献1) 日本歯科医学会:口腔機能発達不全症に関する基本的な考え方(令和6年3月).https://www.jads.jp/assets/pdf/basic/r06/document-240402-2.pdf2) 日本歯科医学会重点研究委員会:日本歯科医学会重点研究 「子どもの食の問題に関する調査」報告書(平成27年1月).https://www.jads.jp/assets/pdf/activity/past/kodomotosyoku.pdfする問題は、就学前のお子さんをもつ保護者を対象とした調査によると、約半数の保護者が子どもの食事について何らかの心配事をもっていることがわかっています(図1-1)。一方、子どもの食の問題に対応している歯科医師は約4割にとどまっています(図1-2)。 この心配事について子ども側の内容を見ると「偏食」や「食事に時間がかかる」ということが多く、保護者側の内容を見ると、「食事の用意に関する問題」が上位を占め、より具体的なサポートが必要とされていることがわかります(図1-3)。食事のことは、毎日の生活に影響しますので、保護者の悩みは大きく、それが育児不安に繫がることもあります。保護者はどこに相談していいのかわからず、悶々としていることが考えられます。 近年、保護者はわからないこと、心配なことをインターネットなどで検索することが多いようですが、適切なサイトに辿り着けないことも多く、かえって心配を増やしてしまうことも見受けられ(取り組む予定なし)(取り組む予定あり)図1-1 子どもの食事についての心配事の有無(未就学児の保護者対象) 2)図1-2 子どもの食の問題と歯科医師としての対応 2) 「口腔機能発達不全症」とは、「『食べる機能』、『話す機能』、『その他の機能』が十分に発達していないか、正常に機能獲得ができておらず、明らかな摂食機能障害の原因疾患がなく、口腔機能の定型発達において個人因子あるいは環境因子に専門的関与が必要な状態」1)とされています。“発達不全”といっても機能的にまったく働いていないわけではなく、口腔機能の獲得や発達に誤りがある状態です。早期発見して適切に対応すれば正常な発達が見込めますので、後述する患者さんの診るべきポイントを押さえて、早期に発見していただきたいと思います。摂食嚥下の原因疾患がなく、定型発達のお子さんが対象ということは、診療室に来院される普通のお子さんです。さらに有病率は、様々な調査研究から推測すると、5割近いお子さんにみられると考えられます。う■の有病者率よりも高いですね。 具体的な病状は、「うまく食べられない、発音がはっきりしない、口を開けたままにしている」などです。食べる機能に関 生涯にわたり自分の口で食べ、語り合うことはQOLの向上に繫がり、誰もが望んでいることです。そのための礎として、小児期に口腔機能を適正なレベルにまで向上させ、健全な口腔機能を維持することが必要であり、日常的によい姿勢、鼻呼吸や食習慣を含めたよい生活習慣を身に付けることが大切です。しかし近年では、口腔機能の発達に問題がある子どもが多いことがわかり、2018年保護者の半数が子どもの食事について心配していますに「口腔機能発達不全症」の病名が新設されました。医療的対応は進んでいますが、現状ではまだ不十分と考察されます。子どもの口腔機能を育成するには、歯科衛生士の方々に戦力の中心になっていただきたいと思います。子どもの口腔機能の成長発達に関わることで、今までとは異なった歯科医療の素晴らしさを感じ、仕事の充実感と達成感に繫がると思います。皆様からのアプローチの推進を願っております。はじめにない45.7%ある53.8%いいえ21.2%いいえ30.6%はい44.7%1-1「口腔機能発達不全症」とは 口腔機能が注目される理わ
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