ステップ目的実施の秘訣❶Foundation(焼成1回目)❷Characterization(焼成2回目)(焼成3回目)❸Glaze表1-2 3回のそれぞれの役割と秘訣表1-3 焼成が3回の理由●クオリティを安定させる●審美を追求するための最低焼成回数●作業時間の短縮●3回の各工程に重要な役割があるベース色の調整,個性の表現(ぼんやりとした色)①時間をかけすぎない!②雰囲気を出すことを目標に!③失敗したらすぐスタートに戻る!④Characterizationとのコンビネーションを目指す!図1-2 筆者のステイン法の基本である「3回焼成ステイン法」の手順.左から,ステイン前はゴールの色調より若干明度の高いモノリシック材を選択→①Foundation(焼成1回目):基本色と透明感の雰囲気を合わせる→②Characterization(焼成2回目):個性を表現する→③Glaze(焼成3回目):ステインをコーティングするとともに表面性状を付与する→最終表面修正ベース色の再調整,個性の表現(ハッキリとした色)①強い個性的特徴は正しい位置に!②時間をかけず,凝りすぎない!③奥の色から彩色していく!④失敗したらスタートにすぐ戻る!ステインのコーティング,質感の表現①塗るのではなく盛る!②グレーズにステインを混色して最終色調整も可能!③焼成前に表面性状を付与!④焼成後,最後の最後は手研磨!Before①Foundation②Characterization③Glazeステイン法における焼成の1回目は「Foundation(下地づくり)」で,ベース色の調整や個性の下地(ぼんやりした色)を表現する.昨今ではマルチカラー,マルチレイヤーのジルコニアディスクやカラーリングテクニック(インフィルトレーション)の普及により,この工程を省くことも可能になってきている.2回目の「Characterization(特徴付け)」は,ベース色の再調整と個性の表現(ハッキリした色)の彩色を行う.「白帯・白濁・白線」「インサイザルヘイローとマメロン,および切縁の透明感」「クラックライン/ヘアライン」などの歯冠に現れる個性の強いキャラクターが主となる.3回目の「Glaze(グレーズ)」で,最終的な色調整や質感の付与を行う.ステイン法は色だけで表現されるものではないため,質感をおろそかにすることはできない.「3回」という回数はあくまでも目安であるので,各ステップの目的を果たせていれば,焼成回数は術者が柔軟にカスタムしてよいと考える.1 なぜ焼成回数は3回なんですか?2)ステインの焼成回数と役割05
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