SDGsへの取り組み | 取り組み事例【11】

  • 環境への配慮
  • 製品ライフサイクルにおける環境配慮

「エコ評価シート」で新製品のCO2排出量を算出

「エコ評価シート」で新製品のCO2排出量を算出

 

1997年12月に地球温暖化対策について京都議定書が採択され、その翌年にジーシーは環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001を日本の歯科界で初めて認証取得しました。これにともない新製品では「製品アセスメント」により環境への影響を評価する取り組みを開始し、2003年からは「エコ評価シート」にて、その製品からどのくらいのCO2が排出されるかを算出しております。

 


「製品アセスメント」により環境への負荷を低減へ

ジーシーの「製品アセスメント」では新製品の企画段階で、製品のライフサイクル(原料資材調達>製造>流通>使用>廃棄)における環境・資源への影響を算出し、従来品と比べ環境への負荷を低減できる新製品となるよう開発を行っています。実際には独自の「エコ評価シート」を用いて新製品の企画段階で従来品を基準としたCO2排出量の目標値を設定します。その後、新製品の組成・資材の検討や製造方法の改善を行うのと同時に実際のCO2排出量を確認して、最終的に新製品開発の進行の可否を決めるデザインレビューの場でCO2排出量も評価されます。また、製品アセスメントの実施状況は、環境管理活動を推進するための計画を策定し実行に移す「環境管理委員会」に報告され、進捗確認と目標達成に向けた検討を行っています。
ジーシーを代表する製品となったセラスマートでは、製造工程を大幅に見直すことにより、従来品と比べCO2排出量を38%削減して発売しております。

 

3R活動を展開、グローバルな視点で製品づくり

CO2排出量を可能な限り削減しようというだけでなく、水質汚濁防止、環境ホルモンなどの有害物質の排除、動物由来の原料を極力使用しないなど原料の選定と資材の開発においても多角的に検証・改良を重ねています。また、資源を有効活用するために3R(リデュース、リユース、リサイクル)にも積極的に取り組んでいます。これらの活動は国内にとどまることなく、販売先となる世界の国々や地域で、その国の環境法規制を考慮した製品づくりにつながっています。
ジーシーではこのような環境に配慮した製品の開発や改良を20年以上継続しております。

3Rイメージ図