SDGsへの取り組み | 取り組み事例【3】

  • 責任ある製品・サービスの提供
  • サプライチェーンマネジメントの強化

環境にやさしい輸送への取り組み
- 歯科用ユニットを貨物列車で輸送 -

環境にやさしい輸送への取り組み

 

ジーシーでは、環境負荷の低減効果が大きいモーダルシフトを採用し、歯科用ユニットを貨物列車で運ぶなど輸送時のCO2削減のための取り組みをしています。

 


モーダルシフトとは

モーダルシフトとは、国土交通省が推奨している環境負荷低減活動のひとつで、トラックなどの輸送モード(輸送手段)を環境負荷の低い鉄道や船舶などの利用に転換することです。鉄道輸送は、環境負荷やエネルギー効率の面でトラック輸送より優れており、地球温暖化対策としても大変有効です。

輸送量当たりの二酸化炭素の排出量(貨物)

 

歯科用ユニットを貨物列車で輸送

これまでジーシーでは、歯科用ユニットはお客様のご要望に応じてフレキシブルに対応できるトラック輸送を行ってきました。環境に配慮した物流のあり方が問われ始めた2007年より、ジーシーではモーダルシフトを採用しています。
モーダルシフトは鉄道や船舶を利用するため長距離輸送が適していると言われます。ジーシーでは北海道および九州エリアのお客様への歯科用ユニット輸送に貨物列車で運ぶ方式を導入しております。長距離部分をトラックに代わり貨物列車で輸送することにより、CO2が削減されることになります。また、貨物列車輸送は最大650t(10tトラックに換算すると約65台分) の輸送が可能であり、一括大量輸送ができるという点でコスト削減とともに、近い将来に予測されるトラックドライバー不足の解消にも一役買っていると言えます。

日本貨物鉄道株式会社HPより

 

歯科用ユニット「イオム アクア」

 

モーダルシフト推進のために

現在、モーダルシフトを活用したジーシーの物流は、配送業務を担う受注・配送センターからトラック輸送〜コンテナターミナル基地〜貨物列車輸送〜コンテナターミナル(配送エリア)〜トラック輸送(配送エリア)という流れになっています。
貨物列車輸送は、運行ダイヤが決められているため事前に利用計画を立てる必要があり、急ぎの案件では利用できません。また、大雪や台風などの悪天候に運行ダイヤが左右されることもあり、製造部門やお客様と予定を調整し、時間の余裕をもって組むように計画を立てております。
なお、輸送時の揺れや取り扱いによる破損のないよう輸送体制も管理しており、これまでモーダルシフトに関する破損のトラブルは発生しておりません。
今後もSDGs貢献の一環としてモーダルシフトを継続してまいります。