2月3日(日)に、東京国際フォーラム ホールB7にて、「GC友の会 学術講演会 東京ステップアップ講演会」を開催し、多くの歯科医師、歯科衛生士、スタッフの方々にご来会いただきました。
今回は、時代を牽引する30代・40代の先生方にご登壇いただき、ご参加の先生方に日常臨床がブラッシュアップされる臨床情報をお届けするとともに、仕事へのモチベーションアップにもつなげていただける講演会として、歯科医師対象のセッションには、東京都品川区 サウジ歯科クリニックの佐氏英介先生をコーディネーターに、大阪府大阪市 奥野歯科医院の奥野幾久先生、東京都中央区 石井歯科医院の田中浩祐先生、愛知県名古屋市 Y’sデンタルクリニックの吉木雄一朗先生、京都府京都市 四条烏丸ぺリオ・インプラントセンターの尾野誠先生に、また、歯科衛生士対象のセッションでは、歯科医師・ライフセラピストの柴原由美子先生、株式会社Tomorrow Link代表の濱田智恵子先生にご講演いただきました。
歯科医師セッションは、「明日からの臨床が変わる!今おさえておくべき臨床トピックス4」をテーマにて開催しました。
まずは、吉木雄一朗先生より「MIを考慮した、接着修復治療のポイント」の演題にて、患者さんの年齢や背景、再治療を考慮し、なるべく多くの歯髄や歯質を残して治療するMIの概念を基に、確実な直接・間接接着修復の手法や精密な治療をどう行うべきかを、多くのエビデンスデータと吉木先生の臨床例よりご講演いただきました。
次に、田中浩祐先生より「歯内療法における疼痛管理」の演題にて、歯内療法における痛みについて、神経線維の分類から痛みの要因の分類、治療前後の痛みなどを解説いただき、その痛みのメカニズムと臨床におけるマネージメントについてご講演いただきました。
次に、尾野誠先生より「戦略的な根面被覆術~成功に導く臨床のポイント~」の演題にて、歯周治療における根面被覆の必要性、成功させるポイントなどを、術式の考え方やアプローチ方法なども交えながらご講演いただきました。
次に、奥野幾久先生より「Update The Denture Work!」の演題にて、若手歯科医師の先生方がデンチャーのケースに取り組む際に押さえておくべき重要なポイントを、歯の概形印象から咬合採得、人工歯排列、完成義歯装着までのステップにおいて、どんな情報を集めて製作にあたるか、目指すべき完成義歯のゴールをどこに設定するかを解説いただきました。また、近年注目されているIODの活用について、適用範囲とその問題点をお話しいただきました。
歯科衛生士対象のセッションでは、近年イベント参加者からご要望やお悩みの多い「コミュニケーション」について、「伝える・伝わる コミュニケーション術」をテーマに、患者さん、スタッフ間のコミュニケーションを今一度見直していただける機会として企画。まず、濱田智恵子先生より「院内の人間関係に悩まないための3つのポイント」の演題にて、スタッフ同士のコミュニケーションから院長とのコミュニケーション、自分自身との向き合い方など、毎日を楽しく仕事ができるようなヒントをご講演いただきました。
次に、柴原由美子先生に「“伝えかた改革”~やる気を引き出すコミュニケーション~」の演題にて、患者さんのモチベーションを上げるために理解すべきポイントや、やってはいけない伝え方、ちょっとした伝え方の違いでやる気につなげる”響く”伝え方、困った患者さんへの対応のコツなど、ワークショップやロールプレイングを交え、楽しくご講演いただきました。
材料製品の展示コーナーでは、歯内療法製品「NEXシリーズ」、CAD/CAM用高靱性ハイブリッドブロック「セラスマート270、300」、接着用レジンセメント「ジーセムONE neo」、予防製品の「ルシェロシリーズ」や新製品・音波歯ブラシ「プリニアスマイル」、ハンドインスツルメント「アメリカンイーグル」、超速硬石こう「シェイク!ミックス ストーン」等を展示し、多くの先生方にご覧いただきました。
B7会場 歯科医師セッション会場
B7会場 歯科衛生士セッション会場
コーディネーター 佐氏先生
講師 奥野先生
講師 田中先生
講師 吉木先生
講師 尾野先生
講師 柴原先生
講師 濱田先生
展示
展示