2003年度接着歯学会臨床セミナー(ベーシックコース・関越、東関東地区)が開催されました

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2003.7.8

2003年度接着歯学会臨床セミナー
(ベーシックコース・関越、東関東地区)が開催されました

7月6日(日)に東京歯科大学水道橋病院・血脇ホールにて2003年度接着歯学会臨床セミナー(ベーシックコース・関越、東関東地区)が開催されました。

同セミナーは日本接着歯学会が、“削らない、生体を守る歯科治療”の基礎的な知識をつけるために今年度全国6カ所での開催を計画しているコースです。
今回は、東京歯科大学歯科補綴学第二講座の佐藤亨教授がご担当のセミナーで、「補綴領域における接着技法と接着材料の現状」をテーマに、金属プライマー・ポーセレンプライマーを用いた接着技法を習得することを目的とした講演・実習が行われました。
関越、東関東以外の地区からの参加者もあり、開業医・研修医合わせて約50名の先生方が受講されました。

午前の部では、日本接着歯学会会長・小野瀬英雄先生のご挨拶の後、佐藤亨教授が「接着および接着技法の基本」の演題にて講演を行われました。ポーセレンラミネートベニア製作のステップごとのポイントや陶材焼付前装冠の修理について、豊富な臨床写真を用い、金属プライマー・ポーセレンプライマーの解説を交えながらお話しされました。

午後の部には、まず金属プライマー・ポーセレンプライマーを販売している7社のメーカーの研究員らがそれぞれ10分ずつの持ち時間で自社製品の特長説明を行い、その後は引き続き、陶材焼付前装冠修理の体験実習のプログラムとなりました。
この企画は、各メーカーがプライマーなどの接着システム製品を用意し、受講者はそれらを実際に用いて破折した陶材焼付前装冠を修理するという試みです。いくつものメーカーの材料に一度に触れられるという機会はあまりなく、受講者の先生方はそれぞれの製品の違いを体験することができ、または自分に合ったシステムを見つけることができ、たいへん満足された様子でした。

なお、ジーシーでは、6月に発売したばかりのポーセレン・硬質レジンリペアーキット「ジーシーC&Bリペアーキット」をご紹介しましたが、製品構成がシステマティックでわかりやすく使いやすい、とご好評の声をいただきました。



東京歯科大学水道橋病院

小野瀬先生のご挨拶

佐藤教授のご講演

ジーシー研究員のプライマー説明

体験実習

体験実習 ジーシーコーナー

受講者に指導する佐藤教授