機械開発部

ユーザーの声を超える
提案ができる技術者を
目指して

佐藤 航紀

2015年入社

 

もともとモノづくりが好きだったので、就職では機械メーカーを志望していました。一口に「機械」といっても、その内容はさまざまです。
私は宮城県出身で、2011年の東日本大震災を経験したこともあり、「人間らしい生活に不可欠なものとは何か」を常に考えていました。
そのひとつが「医療」です。「機械」への興味と、「医療」に関わりたいという思い、それらが重なるところにジーシーがありました。
入社の決め手となったのは、説明会に参加して知った、ジーシーの「お客さまの目線に立ってモノづくりをおこなう」姿勢と、「人材を大切に育てる」企業文化ですね。
入社以来、歯科用ユニットの開発に従事しています。ジーシーの歯科用ユニットを新しく開発するには、10人ほどの技術者で分担して進めます。
機械系、電気系、制御系という区分があり、機械系の中でも機構ごとに担当者がいます。私が今手がけているのは、スピットン(お口をゆすぐ際に使う)の鉢まわりの機構です。
治療中の患者さんの目につきやすい部分なので、汚れにくく掃除がしやすいつくりを目指しています。

 

 

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ジーシーの機械開発の魅力に、「ずっと同じ機構を担当することはなく、プロジェクトのたびに任される部分が変わっていく」という点があります。
私自身も、鉢まわりの設計を担当する前は、診療台を昇降させる動力の部分を担当していました。そのように担当替えがあるため、数年すれば歯科用ユニットの機構は一通りわかるようになります。
技術者としてのやりがいは、パソコン上での設計からはじまり、モノができあがっていく過程のすべてを一貫して手がけられるところですね。特に、自分が関わったユニットが世の中に出ていく時は、とてもいい気分です。
ドクターや患者さんからどのような反響が返ってくるか、わくわくしますね。
今の私は、わからないことを上司や先輩に教わりながら仕事をしている段階ですから、どんどん経験を積んで設計スキルをもっとあげたい、そして身につけたスキルを裏づけにして「自分から提案ができるようになりたい」と思っています。
ユーザーからの声、営業からの声に単純に応えるだけではなく、それを超える付加価値を提供できる技術者になりたいですね。