口腔機能低下症治療 「臨床現場への機能診断の上手な取り入れ方」

所在地

日本

東京
(株)ジーシー東京支店 東京都文京区本郷3-2-15 新興ビル4F

開始日/終了日
-
フォーマット
GCセミナー
定員
30名
開催場所
関東・甲信越
参加登録料

友の会歯科医師会員の方・・・12,000円
友の会会員以外の方・・・20,000円

概要説明

説明

口腔機能低下症の検査・診断の際に疑問を感じることはありませんか?

 

備考

※昼食・実習材料費等込み

 

セミナー内容

【講義内容】 (1)口腔機能低下症とは? 1.口腔機能低下症の定義 2.口腔機能低下症と摂食嚥下障害 ・オーラルフレイルの違い 3.診断の意義と活用方法 (2)口腔機能低下症の診断ポイント 1.問診の手順 2.診査と検査の仕方・使い方 3.検査時の注意事項 【実習内容】 ●舌機能測定(舌圧・ディアドコキネシス) ●咀嚼能力検査(グルコセンサー) など

 

お申込・お問い合わせ先

東京支店 TEL 03-3813-5751 FAX 03-3815-1513

 

フリースペース 1

 

井口 寛弘 先生

患者層の高齢者比率は増加し、患者の抱える傷病の様相も変化しつつあります。生物学的機能の低下(老化・廃用)は、これまでの診療体系では解決できない高齢者が抱える歯科疾患の根源的な原因となっています。高齢者では、仮にうまく補綴・保存治療を行えたとしても、入れ歯が使えない、噛めない、飲み込めないといった問題を解決できない場面に多く出くわします。補綴・保存により歯の構造を回復し、咬合を診る時代から、機能全般を診る時代への意識改革が必要と考えていましたが、ついに、新たな病名「口腔機能低下症」が創設され、機能型診療の本格的な取り組みが求められるようになりました。オーラルフレイル、口腔機能低下症と摂食嚥下リハビリテーションは歯科臨床におけるトピックスであり、健康長寿社会の実現には積極的な取り組みが必要な時代になって来ました。 機能を目的とした高齢者の歯科治療では、背景が複雑な為に、補綴の技術、全身疾患の知識、摂食嚥下リハビリテーションの知識を総合的に用いる包括的なアプローチ(嚥下補綴)が必要となります。口腔機能の低下はその後の重症化(要介護化)への前兆であり、その傷病予防が果たす役割は社会的意義が極めて大きく、歯科医師が本格的に取り組むべき課題です。他方で、口腔機能検査をどのように日常臨床へ導入するかに困っているという話を多く耳にします。高齢者歯科を標榜し、老年病に関連して生じる歯科口腔の問題、特に補綴と嚥下関連の疾患を数多く診察している臨床家の立場から口腔機能低下症の検査・診断の疑問点、摂食嚥下障害・オーラルフレイルとの関わりについて、診断機器の使用上の注意事項まで、実習を交えながら、そのポイントをお話しさせていただきます。 ご略歴 ●東京医科歯科大学 卒 ●東京医科歯科大学大学院 卒(高齢者歯科学) ●東京医科歯科大学附属病院勤務(スペシャルケア外来) ●医)東京さくら病院 歯科口腔外科勤務 ●JAとりで総合医療センター 高齢者・嚥下歯科 科長 ●歯科医療情報推進機構 理事

 

講演者・講師

井口 寛弘 先生

対象者
歯科医師