「第42回 日本口腔インプラント学会・学術大会」が開催されました

  9月21日(金)?23日(日)の3日間にわたり、大阪市・大阪国際会議場にて「第42回 日本口腔インプラント学会・学術大会」が開催され、4,000名を超える参加登録者があり、たいへん盛況でした。
  今回は「インプラント患者目線での安心医療とは」をメインテーマに、特別講演2題、基調講演、理事長講演、ワールドサテライトセミナー4題、シンポジウム4題、ランチョンセミナー12題、テーブルクリニッック4題、イブニングセッション6題や課題口演、一般口演、ポスター発表など、多彩な内容の発表が行われました。
  大会長は、日本口腔インプラント学会 近畿・北陸支部 支部長の江藤隆徳先生でした。

  特別講演1では、本学術大会の実行委員長の馬場俊輔教授を座長に、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の重藤和弘審議役が「レギュラトリーサイエンスの推進に向けて」と題してご講演されました。現在、学識経験者の意見を取り入れる仕組みの構築や、PMDAとアカデミアとの人事交流を進めることで、レギュラトリーサイエンスの普及を図っていること、歯科用インプラントについても、レギュラトリーサイエンスに基づく「評価方法の改善」に取り組んでいることをお話されました。

  シンポジウムは、学会内の各委員会が主催し合計4題行われました。
  教育委員会主催のシンポジウム(1)は、福岡歯科大学の松浦正朗先生を座長に、「口腔インプラント治療方針とその活用?企画の趣旨?」というテーマで行われました。講師は、日本大学松戸市学部の加藤仁夫先生、北海道医療大学歯学部の廣瀬由紀人先生でした。
  医療・社会保険委員会主催のシンポジウム(2)は、九州インプラント研究会の伊東隆利先生を座長に、「保険収載広範囲顎骨支持型補綴装置の治療方針と臨床」というテーマで行われました。講師は、厚生労働省保険局医療課の和田康志先生、国際医療福祉大学の朝波惣一郎先生、広島大学病院の久保隆靖先生でした。
  学術委員会主催のシンポジウム(3)は、大阪大学大学院歯学研究科の前田芳信先生を座長に、「患者目線から見た安心のインプラント治療とは」というテーマで行われました。講師は、NHK報道局の米原達生先生、ドゥアンドドゥプランニング有限会社の中沢芽久美先生、日本大学歯学部の萩原芳幸先生でした。
  同じ委員会主催で引き続き行われたシンポジウム(4)は、同じく前田先生を座長に、「チェックリストとインプラントカードのねらい」というテーマで行われました。講師は、座長の前田先生、九州大学大学院歯学研究科の古谷野潔先生、東京歯科大学の井上孝先生、貴和会銀座歯科診療所の松井徳雄先生、昭和大学歯学部の佐藤裕二先生でした。

  テーブルクリニックでは、大阪市・奥野歯科医院の奥野幾久先生より、「Aadvaシステムを活用したジーシーインプラントの特徴と臨床応用」と題して、CAD/CAMのAadvaシステム及び、高精度・高品質な純国産インプラントシステム「ジーシーインプラントRe Plus」について、その特徴を踏まえながら解説いただきました。

  なお、次回学術大会は、福岡国際会議場にて、2013年9月13日(金)?15日(日)に開催される予定です。大会長は、九州大学大学院の古谷野潔教授です。

大阪国際会議場

大阪国際会議場

第一会場(大ホール)

第一会場(大ホール)


ポスター会場 

ポスター会場 

テーブルクリニック・奥野先生

テーブルクリニック・奥野先生


展示ブース

展示ブース

展示ブース

展示ブース