4月22日(土)・23日(日)の両日にわたり、東京・タワーホール船堀にて「第47回日本歯科理工学会学術講演会」が開催され、約450名の参加登録者がありました。 学術講演会は、特別講演1題、シンポジウム、口頭発表35題、ポスター発表83題ほか、特別セミナーが行われ、広範囲にわたる内容の発表でたいへん盛況でした。 大会長は、明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科生体材料学分野の中嶌裕教授でした。 特別講演は、「Metallic Problems of Clinically Used Implant System」と題し、大会長の中嶌裕先生を座長に、韓国・朝鮮大学歯学部歯科理工学講座講師のChoe,Han Cheol先生より各種インプラントシステムの金属的な問題点について、走査型電顕やX線分光器を使った分析を元に解説いただきました。 特別セミナーは、デンタルマテリアルアドバイザーおよび同シニアアドバイザーを主な対象に「ご存じですか?歯科材料・器械にまつわる法律の話」と題し、東京歯科大学歯科理工学講座教授の小田豊先生を座長に、独立行政法人医薬品医療機器総合機構医療機器審査部主任専門員の井出勝久先生より平成17年4月1日より施行された改正薬事法についての改正の趣旨を講演をいただき、大勢の立ち見がでるほど、盛況でした。 シンポジウムは、日本歯科技工学会との共催で「CAD/CAMアップデート」と題し、昭和大学歯学部歯科理工学講座教授の宮崎隆学会長および大阪歯科大学歯科技工士専門学校学校長の末瀬一彦先生を座長に、5名の先生方からCAD/CAMの現状と問題点および将来像についてご報告いただきました。 弊社社員からも、「CAD/CAMによる補綴物作製の可能性」と題し、CAD/CAMシステムの特長や今後の方向性等説明させていただきました。 なお次回大会は、2006年10月28日(土)・29日(日)に「愛知学院大学歯学部」にて開催される予定です。大会長は、愛知学院大学歯学部歯科理工学講座の河合達志教授です。 |