4月26日(土)・27日(日)の両日にわたり、鶴見大学記念館にて「第51回日本歯科理工学会学術講演会」が開催され、多数の方が参加されました。
本学術講演会は、公開シンポジウム2題、特別講演2題、口頭発表27題、ポスター発表87題が行われ、広範囲にわたる内容の発表でたいへん盛況でした。
大会長は、鶴見大学歯学部歯科理工学講座の平野進教授でした。
公開シンポジウム1は、大会長の平野進教授を座長に、鶴見大学歯学部眼科学講座准教授の後藤英樹先生より「眼科学で重要な理工学とのコラボレーション」と題し、臨床眼科学の問題解決に理工学の支援・融合がいかに重要で有効的であったかをこれまでの先生ご自身の経験でお話しされました。
公開シンポジウム2は、同じく平野進教授を座長に、鶴見大学歯学部口腔病理学講座教授の斎藤一郎先生より「口腔から実践する抗加齢医学」と題し、抗加齢医学(アンチエイジング医学)とは、健康と若さを保ちながら年を重ねることを可能にする医学であるという定義を説明されました。
両先生ともに市民向けの公開シンポジウムを意識され平易な表現でお話されました。
特別講演1は、「歯科材料における化学物質規制・医療機器規制への対応と品質・安全管理」と題し、明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科生体材料学分野の中嶌裕教授を座長に、弊社取締役品質保証部長の中里良次より、REACHや薬事法等国内外の法規制と歯科材料の関わり、また歯科材料の有効性と安全性の確保の現状と今後について講演しました。
特別講演2は、「Surface treatments on titanium to enhance titanium-porcelain bonding」と題し、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科口腔機能再構築学系専攻摂食機能保存学講座先端材料評価学分野の高橋英和准教授を座長に、檀国大歯学部歯科生体材料学主任李海衡准教授により、チタン表面の改質による陶材の接着メカニズムと溶着力の向上について講演されました。
展示コーナーでは、「ジーセムカプセル」、「フュージョンII」、「ファイバーポスト」や「ニューフジロックIMP」等、新製品やおなじみの製品を展示し、たくさんの方にお立ち寄りいただきました。
なお次回大会は、2008年9月20日(土)・21日(日)に千里ライフサイエンスセンタービルにて開催される予定です。大会長は、大阪大学大学院歯学研究科バイオマテリアル学の荘村泰治教授です。
鶴見大学記念館
会場入口
講演会場
特別講演
ポスター会場
展示コーナー