T.S

ユーザーの声を生かし、
なかまと切磋琢磨しながら、主力製品である歯科用ユニットの開発に挑む 

2020年入社(新卒入社)

機械開発職

QUESTION 1
入社した理由を教えてください。

大学時代は工学部で機械力学や材料力学、設計・製図を学んでおり、卒業後は工学の知識を生かして人の役に立つ仕事に就くことを志していました。「人の役に立つとは何か」を考えたとき、人の命や健康を守る医療業界がすぐに思い浮かびました。しかし、就職活動を進める中で医療業界の企業は、例えばカテーテルならカテーテルのみを開発するという具合に、専門性が非常に高いことを知りました。自分の携わった開発が最終的にどのように社会貢献につながるのかまで見届けたいと考えていた私は、企画からエンドユーザーとのコミュニケーションまで、全体と関わり合いを持てるような企業を模索していました。
そんな矢先、合同説明会でジーシーの話を聞く機会がありました。そこで、「歯科医療に関わるメーカーは医療機器メーカーよりも数が少ない分、業界全体に関われるメリットがある」ことを知り、歯科業界でのキャリアを選択することに。中でも、ジーシーが歯科材料と機器の両方を開発する日本唯一の総合メーカーであることに魅力を感じ、入社を決意しました。

T.S
QUESTION 2
現在の仕事内容について教えてください。

私はジーシーの主力製品である歯科診療台(歯科用ユニット)の開発に携わっています。開発と聞くと新製品の設計を想像するかもしれませんが、それだけではなく、より効率的な既存製品の生産方法の検討や、製品の最適化に努めるのも私たちの仕事です。
製品の開発は、マーケティング部門や営業部門と共に製品の方向性を考えるところからスタートします。歯科用ユニット一つとっても、患者さんが座るチェアや歯科医師が使うドクターユニットなど、たくさんのモジュールで構成されています。モジュールごとに複数名のチームで開発を進めていきますが、すべての足並みがそろわないと製品は完成しないため、お互いの進捗状況を確認し、サポートし合いながら仕事を進めています。
歯科用ユニットは世界的にも成熟した製品であるからこそ、ジーシーブランドを確立していくことが私たちの使命だと考えています。私としては、材料と機械どちらの製造にも関わっているところがジーシーの強みだと思っているため、その強みを生かしたジーシーらしさを模索しているところです。

T.S
QUESTION 3
仕事で苦労したエピソードを教えてください。

基本的に歯科用ユニットの開発は社内で完結しますが、歯科用ユニットを構成する多くの部品の製造は外部のメーカーに依頼します。3年前、歯科用ユニット外装部品の製造について、ジーシーが期待するクオリティをメーカーが再現できないというトラブルが発生したことがありました。両者の落としどころがなかなか見つけられなかった私は、実際にメーカー工場へ足を運び、製造担当者と直接、製造ラインを確認しながら調整を実施。メーカー側が担保できるクオリティと、ジーシーが許容できる範囲のすり合わせを最後まで妥協することなく進めたことで、両者が納得した形の量産体制を整えることができました。
この経験から、協力企業との連携の重要性を再認識するとともに、協力企業も製品に対する真剣な思いがあるからこそ譲れない部分があるのだと理解しました。そのため、協力企業とのコミュニケーションは日頃から大切にしています。特に近年はリモートワーク環境を生かして遠方のメーカーとも活発に連絡を取るようになりました。オンラインで30分だけ軽く打ち合わせをしたり、必要なときは顔を合わせてミーティングをしたりと使い分けながら、コミュニケーションの活性化を図っています。

T.S
QUESTION 4
仕事のやりがいについて教えてください。

やりがいを感じるのは、自分が開発した歯科用ユニットが実際に使われているのを見たときです。ジーシーでは、開発部だからといって開発拠点にこもることはありません。一年を通して、歯科医院を訪問したり、各地で開催されるデンタルショーに参加したりするため、ジーシー製品を使用しているユーザーの声を聞く機会が豊富にあります。それは、自分の仕事が多くの人の役に立っていることを実感できる瞬間。良い評価をいただいたときは、苦労してやり遂げて良かったと思えますし、逆に厳しい意見をいただくこともありますが、次の製品開発で改善しようという気持ちを新たに持つことができます。
これらのフィードバックは、多くの歯科医師や歯科衛生士の方に知っていただいているジーシーだからこそ頂けるものだと感じます。100年以上にわたり歯科業界をけん引し、幅広い製品を取り扱い、臨床の現場で働く方々と関係を築いてきたことで、さまざまなところからお客さまのニーズを収集できるのはジーシーの強みです。

QUESTION 5
これから挑戦したいことは何ですか。

機械開発部の中核を担う設計者として、設計開発におけるジェネラリストになることを志しています。そのため、設計に関するより高度な知識を身につけ、歯科用ユニットの新製品の開発におけるモジュールの主担当者となり、多くの歯科医療従事者の方に満足していただけるような製品を市場に送り出すことが一番の目標です。また、機械開発部では一つの課題に対し複数の解決案を出すことが求められるため、「自分の考えを持つ」よう思考力も鍛えていきたいです。上長や先輩からアドバイスをもらうにしても、自分の考えを持っていれば答え合わせができ、設計者としての見識が広がると考えています。
将来、私と同じチームには、どんな課題に直面しても諦めず、解決するまで根気強く取り組めるようなメンバーがいてほしいと思っています。ものづくりには泥臭い作業もありますが、そういう作業も楽しめるような、ものづくりが好きななかまと一緒に成長していきたいです。

職種紹介

機械開発職 ユニット(診療台)開発

歯科治療に用いられる歯科診療台(歯科用ユニット)の製品開発を行っています。
歯科医師、歯科衛生士の皆さんに毎日使っていただく製品だからこそ、術者が自然な動きや状態で使えるように人間工学に配慮したデザイン、さまざまな診療シーンにお応えできる多様性を持たせた製品ラインナップ、そして安全・安心を提供できるものづくりを心がけています。さらに、患者さんがリラックスして診療を受けられるクッション開発等も行っており、幅広い技術知識が必要となります。そのため、大学病院や歯科医院を訪問し、実際の診療現場の見学や、歯科医師や歯科衛生士のお話を伺う等の社外活動も活発に行っており、やりがいのある製品開発に携わることができます。
◆求められるスキル:論理的思考および自発的に考えて行動する姿勢
(材料力学、機械力学、流体力学、3DCADスキル、機械製図、電気回路設計、組み込みソフトウェア、英語など)
◆先輩社員の専攻(一例):機械工学科、電気電子工学科、情報システム工学科

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