Session
10月 3日(土)
13:30 - 15:00
4F〜6FホールC
Session50
Shaping the Future: Preparation Strategies for Long-Term Clinical Success
未来を形づくる: 長期予後を成功に導くプレパレーション
長期予後を左右する「形成」に焦点を当てた、日本・中国・韓国の歯科医師のコラボレーションセッションです。低侵襲う蝕除去とIDS・接着ライニング、材料特性に基づくベニアの形成、接着戦略とマージン設計、さらにオーバーレイ修復に至るまで、さまざまな症例における意思決定や判断基準を解説いただきます。座長の行田先生には長年の臨床経験を踏まえて、長期予後を成功に導く形成の極意をお話いただきます。
Lecturer
Overlay preparation: How to manage
Overlay preparation: How to manage
- Diagnosis
- Basic Design Principles
- Applications in Various Situations
- 診断
- 基本的な形成デザイン
- 様々なシチュエーションでの応用法
Lecturer
Evidence-based Criteria and Scientific Logic for Cavity Preparation Achieving Excellent Long-term Prognosis — From Minimally Invasive Caries Removal and Immediate Dentin Sealing to Adhesive Lining
良好な長期予後を実現する窩洞形成の判断基準と科学的論理
――低侵襲う蝕除去・象牙質レジンコーティングから接着ライニングまで
- Criteria for Cavity Preparation
- Minimally Invasive Caries Removal
- Immediate Dentin Sealing (IDS) and Adhesive Lining
- 窩洞形成の判断基準
- 低侵襲う蝕除去
- 即時象牙質封鎖(IDS)および接着ライニング
Lecturer
Innovations in Anterior Veneer Preparation: Clinical Considerations for New-Generation Materials
Innovations in Anterior Veneer Preparation: Clinical Considerations for New-Generation Materials
- 支台歯形成のパラダイムシフト ― マクロリテンションから接着主体の形成設計へ
- マテリアルの光学特性を考慮したマージンデザイン
- 表面処理とImmediate Dentin Sealing(IDS)の活用
・「材料主導型支台歯形成」の概念:新世代の高強度セラミックスでは、最適な耐破折性を得るために最低限必要な厚みを確保する必要がある。
・理念の転換:維持を得るための大幅な歯質削除から、材料本来の透光性と色調を活かすために、均一なスペースの「エンベロープ」を形成する。
・臨床上のポイント:各材料に必要な厚みに合わせて調整された形成量
ポイント2:材料の光学的特性に基づくマージンの位置とデザイン
・不透明度による材料分類:
・高透光性(例:LT、MTセラミックス):支台歯の変色を遮蔽するために、より広範囲な形成が必要となる。多くの場合、唇側形成を隣接面のラインアングルまで延長する必要がある。
・高不透明性(例:ジルコニア):より保存的なマージン設定が可能であるが、フレームを支持するために異なるフィニッシュライン形態が求められる。
・デシジョンツリー:最終的に目標とする色調と選択した材料に基づき、ラップ形成またはノンラップ形成を決定する。
ポイント3:接着との統合および表面処理
・IDSの役割:歯髄を保護し、知覚過敏を軽減するとともに、印象採得前に安定なハイブリッド層を形成する。
・材料別の接着方法:
・ガラスセラミックス:フッ化水素酸処理+シラン処理。
・レジンマトリックスセラミックス:アルミナ粒子によるエアアブレーションまたは専用プライマーを用い、機械的嵌合を重視する。
結論:接着プロトコルは支台歯形成そのものと同様に重要であり、材料のミスマッチは失敗の原因となる。
Lecturer
From Margins to Longevity: Adhesive Strategies and Long-term Outcomes in Adhesive Restorations
From Margins to Longevity: Adhesive Strategies and Long-term Outcomes in Adhesive Restorations
- 接着修復による歯質保存を重視した低侵襲治療
- 歯種・部位に応じたマージンデザイン
- 長期予後を見据えた修復治療の考え方
また、窩洞辺縁がエナメル質、象牙質、あるいはCEJ付近のどこに位置するかによって、接着戦略や治療アプローチは異なる。それぞれの基質は構造的・化学的特性が異なり、接着性能や長期的な安定性に大きく影響するため、その特性を理解したうえで治療法を選択することが重要である。
本講演では、窩洞辺縁の位置に応じた接着戦略の理論的背景と臨床的意義について解説する。さらに、臨床症例を通して、これらの考え方を日常臨床にどのように応用し、長期的に安定した予知性の高い修復治療につなげるかを考察する。











