SDGsへの取り組み | 取り組み事例【7】

  • 環境への配慮
  • 事業所活動における環境負荷低減

富士山の見える森林工場
~環境にやさしい工場を目指して~

環境保全に関する活動

環境保全に関する活動

 

富士小山工場は、「富士山の見える森林工場を」という創業者の願いにより1976年から製造を開始して以来積極的に環境保全活動に取り組んできました。1998年11月には国内の歯科業界で初めて「ISO14001」認証を取得しました。自然の大切さは、工場を取り囲む緑豊かな環境が教えてくれたのかもしれません。

 


「全国みどりの工場大賞」の受賞

富士小山工場は経済産業省管轄の緑化優良工場等表彰制度のうち、2008年に「日本緑化センター会長賞」、2016年には「関東経済産業局長賞」、2020年に「経済産業大臣賞」を受賞し、すべての表彰において栄誉にあずかることになりました。この賞は緑化率の維持・向上、地域環境との調和や配慮、ならびに地域社会とのコミュニケーションなどが経済産業省に評価されて決定したものです。

経済産業大臣賞表彰

 

自然環境と共生する工場

富士小山工場の緑地面積率は50%と高い水準を誇っており、森林をそのまま残した自然林と、人工的に手を加えた芝生広場や花壇、遊歩道、オブジェなどがうまく調和して整備されており、自然の谷を利用して造成した調整池には鮮やかな色合いのカワセミや渡り鳥が飛来、シカの親子が構内に現れたりすることもあり、貴重な動植物のすみかとなっています。

 

自然環境の整備に注力する富士小山工場ですが、残念ながら樹木が集団的に枯損する“ナラ枯れ”が発生してしまい、根元から上の2mくらいまでキッチンラップを巻く、根元に殺虫剤を散布するなど対策を行っています。その結果、造園業者の方が伐採の必要ありと判断した30本の樹木のうち、伐採したのは10本ですみました。このような地道な作業が、緑の保全・維持には欠かせません。

樹木への“ナラ枯れ”対策

 

なお、富士小山工場の環境保全活動は、環境営繕係とOBの方々が中心となり取り組んでおります。ジーシーを退職したOBの方とアルバイト契約を結び、構内の植え木の剪定、草刈り、落ち葉の清掃、春季の害虫消毒作業等を行っていただいております。

 

環境営繕係の主な業務
  • 工場の施設、建屋、構内(芝生、植木、森林等)の維持管理
  • 環境法規を遵守する活動(工場の生産活動によって生じる排ガス、排出水、騒音等について規制値内に守る取り組み)
  • 工場内の作業環境測定(有害物質、粉塵等を取り扱う職場の環境測定を行い、環境向上させる取り組み)
  • 工場から排出される廃棄物の管理 及び 削減に向けた取り組み
  • 省エネ、省資源の取り組み

 

 

環境ボランティアの活動

環境ボランティア活動は年2回(春・秋)実施しているもので、工場構内と中日向地区周辺を含め約5kmにわたり、ゴミ拾いなど清掃活動を行っています。2022年5月には社員、さらにご家族も参加し合計100名規模で行われました。

 

環境ボランティア活動1
環境ボランティア活動2

 

富士小山工場の環境に取り組む姿勢は時代とともにさらに深化し続けています。それは工場で働くなかまたちの誇りとなっています。