62才、女性。35年間下顎総義歯で悩んでいた。上顎は天然歯。
図1
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図2-1
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図2-2
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図3
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1-1 通法により、咬合紙と咬合調整用ワックスで調整を行った後採得したデンタルプレスケールのデータ。この時点で、患者さんは違和感を訴えることはなかった。 |
1-2 アイランドのデータをプリントアウトして実際の上部構造の上にあてがい、左右のバランス、接触点の面積、個々の接触点の咬合力を調整した後のデータ。 |
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1-1と1-2の咬合力バランスを比較すると接触点の面積は3.8から3.4に減ってはいるが、むしろ咬合力は230.7Nからわずかではあるが230.8Nに増加している。患者さんは「さっきのでも十分と思ったが、より違和感のない噛み合わせになった」と話されていた。