プレミアムシンポジウム&レクチャー〈歯科技工士向けシンポジウム〉

所在地

日本

東京
GC Corporate Center(文京区本郷)

開始日/終了日
-
フォーマット
GC友の会学術講演会
定員
120名
開催場所
関東・甲信越
参加登録料

GC友の会歯科医師会員の方
・・・8,400円
GC友の会勤務歯科医師会員
歯科技工士会員
歯科衛生士会員の方
・・・5,250円
GC友の会会員(医院長または歯科技工所経営者の方)の医院、ラボにご勤務のスタッフの方
・・・6,300円
GC友の会会員以外の方
・・・16,800円

概要説明

説明

少しだけでもこだわってみましょう
普段臨床ケースを行っていて、ふと疑問に感じることがあります。しかし、我々は、いつもの時間に追われながらの仕事の中に、その疑問も忘れてしまい、歯科医師にも注意されることがなければ、そのままのリズムで仕事と時間に流されているというのが現状ではありませんか?
進歩のある仕事をするというのは楽なことではありません。
そこで今回は、臨床でのこだわりを各者に語ってもらい考察してもらいます。こだわりといっても演者によっていろんな方向性の物があり、テーマも一様ではありません。しかし、皆さんが普段臨床に真剣に取り組んでいると、だれかのテーマ・疑問に必ず出会うと思います。また、自分では今まで気づかなかったこと、納得させられるようなテーマに出会うかもしれません。今回の講演会を受講することで、明日からの仕事に進歩のある知識・技術を持ち帰っていただけるよう企画しております。

 

備考

※受講料には昼食代を含みます。 ※手話通訳のご用意はございません。 ※ビデオ、カメラによる撮影、またレコーダー等による録音はご遠慮ください。

 

お申込・お問い合わせ先

DIC(デンタルインフォメーションセンター) TEL 03-3815-1511 FAX 03-3815-34213

 

小田中 康裕 先生

鋳接時における、埋没材「イノベスト」の使用方法 カスタムアバットメントの製作時に、鋳接用アバットメントを用いる場合、鋳造欠陥でワックスアップの設定ラインを超え鋳造されたメタルが、フィクスチャーの接合部付近まで鋳接オーバーされることが見受けられることがある。それの原因としてワックスアップ時の何らかの油脂分の付着が原因とされているが、アルコール等で油脂を払拭しても、同じような鋳造欠陥が生じることがあった。そこで小生は、埋没材の膨張により鋳造オーバーコントロールできるのではないかと考えた。そこで、鋳接時の埋没に当たり「イノベスト」を使用した際、小生が気をつけている点を短い時間であるが述べて考察したいと思う。

 

肥川 憲一郎 先生

歯肉との調和を目指した前歯部セラモメタルクラウンの製作 前歯部審美障害を主訴とする患者は色調、形態への要望も当然のことながら歯肉との調和部分であるブラックマージン、ブラックトライアングル等の改善を望んでいることが多い。それには歯科医師、歯科技工士がエマージェンスプロファイルの形態等についてコミュニケーションをとり、それぞれの役割を果たすことが重要になってくる。今回は歯科技工士の立場で、与えられた模型からの情報を活用し、どういうステップで補綴物製作を進めていくか、クラウンカントゥアの与え方を中心に考察してみたいと思う。

 

内海 賢二 先生

明度コントロールによる色調表現 現在のセラミックワークは大きく分け、セラモメタルクラウンとオールセラミッククラウンに分類する事ができる。近年、ジルコニアクラウンがマテリアルとして使われるようになり、レベルの高い補綴物を目にする事も稀でなくなってきた。これは、セラミックワークにおいて最も重要な要素である明度のコントロールがセラモメタルクラウンよりも扱いやすいことが一つ挙げる事が出来る。 今回は、臨床においてメタルセラミックスクラウンとジルコニアクラウンの明度のコントロールの違いをシンプルに比較をしながら考察したい。

 

田辺 久憲 先生

インプラント・アナログ・デンティストリー 演題で挙げたような言い回しは、おそらく英語としては相応しい使い方ではないであろう。しかしこのような表現をDigitalに対応する言葉として使いたくなる程、近年の歯科界の講演でもDigitalなしには語れなくなってきている。 通常そのような新しい技術を使う事で新しい補綴物の製作方法を語る事が多いが、今回は従来のアナログ的発想をベースにインプラント上部構造の製作とそれに関連する問題点の回避を解説し、両方の利点、欠点を再確認することで新時代の歯科技工のプラスとなる報告をしたい。

 

岩渕 一文 先生

歯科治療における歯科技工の実践 昨今クリニックサイドとのラボコミュニケーションが話題になり文献や歯科雑誌などで盛んに取り上げられている。しかし、現状はどうでしょう。私のまわりを見わたしてみるとそんなことは本の中のことで実際には出来ていない状態であると思われる。ではなぜコミュニケーションが取りづらいのか。ドクターサイドの問題なのか、テクニシャンサイドの問題なのか。それにはお互いに治療の共通認識を持つことで解決法が見つかるかもしれません。そして、そのためにはトータルバランスのとれた平均点の高い歯科技工士を目指していくことが求められます。歯科治療にどうやって歯科技工士として関わっていくかを30年間の臨床を通して思うところをお話ししたいと思います。

 

講演者・講師

小田中 康裕 先生

肥川 憲一郎 先生

内海 賢二 先生

田辺 久憲 先生

岩渕 一文 先生

対象者
歯科技工士
その他