吸着のポイントと印象法

義歯の維持安定に有利な下顎総義歯吸着を達成するポイントは義歯床辺縁を粘膜で全周封鎖することです。理論はとてもシンプルですが、超高齢時代を迎え顎堤吸収が顕著など口腔内の諸条件が難しいケースも多く、下顎総義歯の吸着を達成するには診査診断に基づいて対応していくことが重要です。
本セミナーではベーシックな「下顎総義歯吸着テクニック」を習得するために吸着のコンセプトや診査診断のポイントをレクチャーした後、実際の無歯顎患者さんにおいでいただき、口腔内診査や印象等の実習を行いたいと思います。
また、システムとして院内に定着させるためのスタッフワークや歯科技工士との連携についても言及いたします。

※無歯顎患者さんを招いての実習でスナップ印象または精密印象のどちらかを実習いただけます。
※動画解説付きマニュアルをお持ち帰りいただけます。

セミナー内容

《実習・デモンストレーション》
◆口腔内診査（全員）
◆スナップ印象（数名）
◆精密印象（数名）
◆義歯床形態の確認
◆ろう提付き個人トレー外形線実習

《レクチャー》
◆下顎総義歯吸着コンセプト
◆下顎総義歯吸着のための診査診断
◆印象法
◆印象時や石膏注入時のスタッフワーク
◆吸着しない症例へのレスキュー法

日歯生涯研修コード（単位数）： 2608（19）