11月22日(日)・23日(月・祝日)の両日にわたり、福岡市・アクロス福岡にて、「日本歯科技工学会第31回学術大会」が開催されました。今回は、「歯科技工の趨勢を探る?咀嚼機能の回復と審美的調和を求めて?」をテーマに、1,233名の参加登録があり大変盛会でした。
学術大会は、特別講演(認定士講習会を含む)2題、企画セミナー5題、デモンストレーション13題、テーブルクリニック9題、ポスター発表93題、当日開催されたテクニカルコンテストも46名の参加があり、大変多彩な内容でした。
大会長は日本歯科技工学会九州・沖縄支部支部長の斉藤武史先生でした。
メーカー主催の企画セミナーでは、art & experience Be Rの山本尚吾先生より「審美をサポートするCAD/CAMと色調再現」の演題にて、弊社Aadvaシステムのアバットメントを応用した自然観と歯周組織の審美を追求した臨床例により、システムの概要や特長(GM-1000による高精度の加工など)や、今後の課題や展望について講演いただきました。
メーカー後援のデモンストレーションでは、福岡県所属の田中昌弘先生により、「義歯製作におけるプロキャストDSPの活用」のテーマにて、粉液比の違いによる流動性と操作余裕時間、パターンの薄さと再現性などについての実験結果から詳細に発表いただきました。
同様にデモンストレーションとして、福岡県所属の三根秀行先生により、「Aadvaシステムを活用した技工操作の有益性」のテーマにて、今後発売予定の、Aadva Verita Lab(アドバ ヴェリータ ラボ)のシステムの概要や特長について、実際にパソコンとソフトウエアを使用して解説いただきました。
また、同様にデモンストレーションとして、大分県所属の肥川憲一郎先生により、「グラディアフォルテの審美と臨床」のテーマにて、臼歯ジャケットクラウンの築盛から研磨までの製作過程を通じ、審美性の高い色調表現方法やコツ、使用上の注意点、などについて実演いただきました。
弊社関連会社社員もポスター発表において、「新規注入型レジンの耐破折性」のテーマにて、プロキャストDSPの耐衝撃性と疲労特性について発表させていただきました。
また、39社の企業展示があり、弊社では、フルマウスのジルコニアフレームからバージョンアップ対応にてインプラントブリッジの製作まで可能な拡張性に富む「Aadva Verita Lab(アドバ ヴェリータ ラボ)」、歯科技工用マイクロスコープ「ラボマグ」、ジルコニア用研削材「AadvaポイントZr」、バイオミメティック・コンセプトから生まれた新次元の人工歯「リブデントグレース」、光重合型レジン表面滑沢キャラクタライズ材「ナノコートカラー」や講演発表した新製品の展示を行い、多くのお客様にお立ち寄りいただきました。
なお、次回の第32回学術大会は、来年の11月6日(土)・7日(日)に名古屋国際会議場にて、日本歯科技工学会東海・北信越支部支部長の田中勝實先生を大会長に開催される予定です。
アクロス福岡
会場入口
メインホール(国際会議場)
デモンストレーション(プロキャストDSP)
デモンストレーション(アドバ ヴェリータ ラボ)
デモンストレーション(グラディアフォルテ)
ポスター発表(プロキャストDSP)
ジーシー展示コーナー