4月11日(土)・12日(日)の両日にわたり、仙台市情報・産業プラザにて「日本歯科理工学会 平成27年度春期第65回学術講演会」が開催され、多くの方の参加登録がありました。
学術講演会は、特別講演2題、口頭発表30題、ポスター発表90題他が行われ、活発な質疑応答がなされました。
大会長は、東北大学大学院歯学研究科顎口腔機能創建学分野の鈴木治教授でした。
特別講演1では、大会長の鈴木教授を座長に、北海道大学歯学研究科硬組織発生生物学教室の網塚憲生教授から「骨の細胞・石灰化基質および骨再生における微細構造学的知見」と題したご講演がありました。
骨に存在する細胞の構造や機能、骨基質石灰化の微細構造学的なプロセスをご紹介いただき、続いて過去において携われた生体材料と骨再生の組織学的知見についてご報告されました。
特別講演2では、同じく鈴木教授と東北大学大学院歯学研究科歯科生体材料学分野の髙田雄京准教授を座長に、東北大学大学院工学研究科材料システム工学専攻医用材料工学分野の成島尚之教授から「金属系バイオマテリアルの表面・組織制御」と題したご講演がありました。
金属系バイオマテリアルの表面・組織制御研究の例として、NiTiおよびCo-Cr合金の晶析出物制御、TiおよびTi合金表面へのTiO2被膜形成についてご紹介いただきました。
展示ブースでは、CAD/CAMシステム用ハイブリッドレジンブロック「セラスマート」、接着性レジンセメント「ジーセムリンクエース」、同じく「ジーセムセラスマート」、シランカップリング材「セラミックプライマーII」、塗布後待ち時間0秒で操作が出来る、多目的光重合型ボンディング材「G-プレミオボンド」、ナノフィラーテクノロジーを応用したペーストタイプの光重合型コンポジットレジン「MIグレースフィル」、フロアブルコンポジットレジン「MIフローII」、速硬性常温重合レジン「ユニファストラボ」、複模型用印象材「ラボコーンパテ」等、新製品をはじめ、様々な製品の展示を行いました。
なお次回大会は、2015年10月3日(土)・4日(日)に東京都・タワーホール船堀にて開催される予定です。
大会長は、日本大学歯学部歯科理工学講座の米山隆之教授です。
仙台市情報・産業プラザ
会場入口
ポスター会場
展示会場