4月16日(土)・17日(日)の両日にわたり、福岡市・九州大学医学部百年講堂にて「日本歯科理工学会 平成28年度春期第67回学術講演会」が開催され、多くの方の参加登録がありました。
学術講演会は、特別講演1題、口頭発表24題、ポスター発表90題他が行われ、活発な質疑応答がなされました。
大会長は、福岡歯科大学歯科医療工学講座生体工学分野教授の松家茂樹先生でした。
開会に先立ち、学会理事長及び大会長より、恒例のご挨拶の他に、この度の熊本地震に対するお見舞いのお言葉、開催自体が危ぶまれたが、何とか開催にこぎつけられたこと、及び本会場内における避難経路に関するお話がございました。
特別講演では、大会長の松家教授を座長に、佐賀大学医学部臓器再生医工学講座の中山功一教授から「バイオ3Dプリンタの開発と組織・臓器作成の試み」と題したご講演がありました。
接着系細胞が基本的に備えている細胞凝集現象を応用して、細胞だけで立体的な臓器・器官を作成する技術を確立し、更に三次元データと細胞をセットすると自動的に三次元データと同じ形状をした細胞だけでの立体的な構造体を出力する、バイオ3Dプリンタの開発に成功されました。
このバイオ3Dプリンタの現状と課題を中心に、現在開発が進んでいる各疾患分野への応用の可能性についてお話しいただきました。
展示ブースでは、ジーシーレジンコアシステムより「ファイバーポスト」、「ユニフィルコアEM」、「MIコアLC」、デュアルキュア型テンポラリーC&B用コンポジット「テンプスマート」、歯科加圧成型用リチウムシリケートガラスセラミックス「イニシャルLiSiプレス」、プレスセラミックス用急速加熱型りん酸塩系埋没材「LiSiプレスベスト」、デュアルキュア型歯科接着用レジンセメント「ジーセム リンクフォース」、咀嚼能力検査システム「グルコセンサーGS-II」、義歯床用長期弾性裏装材「ジーシー リラインII」、等、新製品をはじめ、様々な製品の展示を行いました。
なお次回大会は、2016年11月4日(金)?6日(日)にインドネシア・バリ島のザ・ストーン・ホテルにて国際歯科材料会議2016(International Dental Materials Congress 2016)との併催にて開催される予定です。
九州大学医学部百年講堂
会場入口
メイン会場
ポスター会場
弊社研究員ポスター発表(1)
弊社研究員ポスター発表(2)
弊社研究員ポスター発表(3)
展示会場