「日本歯科衛生学会第13回学術大会」が開催されました

 9月15日(土)~17日(月・祝)の3日間にわたり、福岡県福岡市の福岡国際会議場にて「日本歯科衛生学会第13回学術大会」が開催され、1,805名が参加され盛会でした。
「口から食べる倖せの追求」をメインテーマに、特別講演、教育講演、教育研修、シンポジウム、県民フォーラム、研究討論会、ワークショップ、ランチョンセミナー、口演発表42題、ポスター発表155題が行われました。
大会長は、一般社団法人福岡県歯科衛生士会の天本和子会長でした。

 特別講演は、「栄養状態から考える口腔と全身の健康 -糖尿病と歯周病の関連を中心に-」をテーマに、九州大学大学院歯学研究院教授の西村英紀先生がご講演されました。
 近年、一般的に、壮年期の過剰栄養の影響が大きいほど生活習慣病リスクが亢進し、結果的に低栄養状態が早くもたらされ深刻となるため、過剰栄養による影響を最小現に食い止めることが、健やかな老後を迎えるうえで重要となるといわれており、この概念に基づいて、栄養状態と口腔の健康、ひいては全身の健康の関係を糖尿病の例を中心に分かりやすくご紹介されました。

 シンポジウムは、「口から食べる倖せの追求-地域包括ケア時代の多職種連携-」をメインテーマとして行われました。
 基調講演として「地域包括ケアの時代に歯科衛生士に期待すること」をテーマに、医療法人共和会 小倉リハビリテーション病院名誉院長の浜村明徳先生が講演され、続いて講演1として「在宅における歯科医師の取り組み」をテーマに、社会医療法人 原土井病院歯科部長の岩佐康行先生が、講演2として「病院における言語聴覚士の取り組み」をテーマに、社会医療法人共愛会 戸畑共立病院 リハビリテーション科科長の 大森政美先生が、講演3として「地域における歯科衛生士の取り組み」をテーマに、筑紫歯科医師会歯科医療連携室の髙野ひろみ先生がそれぞれご講演されました。

また、ポスター発表においては、弊社研究員・小島健嗣より「次世代型石膏を用いて作製した歯列模型の寸法精度に関する評価」を発表させていただきました。

 県民フォーラムでは、漫画家・音楽家の岡野雄一様が、「ペコロスの母に会いに」という演題にてご講演されました。

 なお、次回の学術大会は、2019年9月14日(土)~16日(月・祝)に名古屋市のウインクあいち(愛知県産業労働センター)にて、公益社団法人愛知県衛生士会の長縄弥生会長を大会長に開催される予定です。


会場:福岡国際会議場

会場:福岡国際会議場

会場入口 看板

会場入口 看板

開会式

開会式

大ホール(シンポジウム)

大ホール(シンポジウム)


ポスター会場

ポスター会場

展示会場GCブース

展示会場GCブース