「第111回日本補綴歯科学会学術大会」が開催されました

 2004.5.27

「第111回日本補綴歯科学会学術大会」が開催されました

5月21日(金)~23日(日)の3日間にわたり、東京都・文京シビックホールにて「第111回日本補綴歯科学会学術大会」が開催され、約2,000名の参加登録がありました。
今回は、「口腔の機能を測る」をメインテーマに、特別講演をはじめ、シンポジウム、研究教育研修、課題口演、ポスター発表等、広範囲にわたる内容の発表が行われ、たいへん盛況でした。
大会長は、東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 摂食機能回復学講座摂食機能構築学分野の大山喬史教授でした。

特別講演は、「審美歯科を美術解剖学・心理学からみる」というテーマで行われました。まずは、東京芸術大学美術学部美術解剖学研究室の宮永美知代先生が「美術から見えてくる顔の魅力」の演題にて、美術解剖学の視点から、いくつかの顔の見方についてお話しされました。
続いて、早稲田大学人間科学部臨床心理学研究室の山崎久美子先生が「美しさをめぐる心理」の演題にて、美とは何か、人はなぜ美を追い求めるのだろうかということについて、お話しをされました。
シンポジウムでは、「8020と補綴臨床」のテーマにて、鶴見大学歯学部の福島俊士教授を座長に行われました。東京歯科大学の石井拓男教授が「8020運動の意味と問題点」、明海大学歯学部の安井利一教授が「8020と補綴臨床の疫学」、大阪大学大学院の矢谷博文教授が「8020に対する補綴学的文献レビュー」、東京支部の宮地建夫先生が「欠損歯列への臨床的取り組み」の演題にて、それぞれの視点から捕えた8020運動の現状や効果、今後のあるべき姿を述べられ、参加者の先生方は興味深く聴講されていました。

なお、次回大会は、10月15日(金)・16日(土)に横須賀芸術劇場にて開催される予定です。大会長は、神奈川歯科大学の豊田實教授です。


会場入口
会場入口
大ホール
大ホール
ポスター会場
ポスター会場
展示会場
展示会場