「第24回日本顎咬合学会学術大会・総会」が開催されました (6/14)

 2006.6.14

「第24回日本顎咬合学会学術大会・総会」が開催されました

  6月10日(土)・11日(日)の両日にわたり、東京国際フォーラムにて、「第24回日本顎咬合学会学術大会・総会」が開催され、2日間で過去最高の4,000名を超える参加登録者がありました。大会会長は神奈川歯科大学の鹿島勇教授、プログラムチェアマンは神奈川県でご開業の湯田宏先生、実行委員長は埼玉県でご開業の亀田行雄先生でした。

  開会式、咬合スコア部会の報告等に続き、初日の午前中には大会のメインテーマ「健康と美」をテーマとした2件の基調講演が行われました。
  最初の基調講演は、直木賞作家で医学博士でもある渡辺淳一先生による「さまざまな才能」でした。渡辺先生は、失敗しても気にせずにすぐに立ち直れる鈍さ、したたかさを「裏の才能」と捕え、力強く生きるためには「裏の才能」が必要であると、さまざまな人との交流の中で感じたことを紹介しながらユーモラスに語られました。また、子どもは(本来の意味での)才能の宝庫であり、才能を引き出すにはほめてあげなければいけないとも話されました。
  2件目の基調講演は、日本顎咬合学会次期理事長の岩田健男先生の「『修復歯科』から『予防歯科』へのパラダイム・シフト」でした。1970年以後の歯科の潮流を振り返りながら、これから増えると考えられる歯科疾患や必要とされる歯科医療について、また日本顎咬合学会への今後の期待について語られました。

  新しい企画として、明海大学歯学部の嶋田淳教授のWebによるライブオペレーション「ライブオペ:サイナスリフト」が行われました。これは、東京国際フォーラムと明海大学PDI東京歯科診療所を光回線で結んで2件の手術を中継するというものです。画像は鮮明で、手術をしながら会場からの質問を受けるというインタラクティブな試みもあり、非常に画期的でした。

  ジーシー製品については、神奈川県でご開業の吉田秀人先生のハンズオンセミナー「グラディアダイレクトを用いた審美修復」が行われ、来会者の先生方にCRの積層法による審美修復をご体験いただきました。
  テーブルクリニックでは、弊社の研究員と衛生士が「細菌検査をきっかけとした、チェアタイムの有効活用のご提案~PTC、TBIを中心とした歯科衛生士からのアプローチ~」についての発表を行い、多くの歯科衛生士の方にお集まりいただきました。

  その他、海外講師を招いての2件の特別講演、ウォーキングドクター・デューク更家先生の市民フォーラム「いつまでも噛めて歩ける喜び」、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の三位一体のチームアプローチをテーマにした講演、ポスター発表など、約350件の活気にあふれた発表が行われました。

  また、賛助会員企業展示では53団体が出展。ジーシーではGC友の会一般会員向けの新製品「ユニファストIII」、予防製品「ルシェロ歯ブラシ」「プリニア」、デンタルユニット「イオムプラス」を中心とした製品展示を行いました。

  恒例の理事長招宴は、シャンソン歌手の滝むつみさんのミニコンサートから始まり、豪華賞品が当たる抽選会に柔道の金メダリスト・野村忠宏選手が登場するなど、楽しいイベントが盛りだくさんでした。

  なお、次回の第25回大会は、来年の6月9日(土)・10日(日)に東京国際フォーラムにて開催される予定です。


東京国際フォーラム
東京国際フォーラム
開会式
開会式
ハンズオンセミナー
ハンズオンセミナー
テーブルクリニック
テーブルクリニック
ジーシーブース ユニファストIII・予防コーナー
ジーシーブース ユニファストIII・予防コーナー
ジーシーブース ユニットコーナー
ジーシーブース ユニットコーナー
理事長招宴
理事長招宴