11月30日(土)・12月1日(日)の両日にわたり、福岡市・福岡県歯科医師会館にて「第32回日本接着歯学会学術大会」が開催され、多くの方の参加登録がありました。
学術講演会は、会長講演、特別講演、シンポジウム2題、技工セッション、口頭発表14題、ポスター発表35題が行われ、広範囲にわたる内容の発表でした。
大会長は、福岡歯科大学咬合修復学講座有床義歯学分野の高橋祐教授でした。
30日(土)の会長講演は、鶴見大学歯学部保存修復学講座の桃井保子教授から「日本接着歯学会が他学会との連携で目指すもの」と題したご講演がありました。
日本接着学会が他学会との連携で目指すものは、接着技術を通じて歯科治療そのものを人々の望む方向に誘導することにあると考える。などを含めご講演されていました。
また、1日(日)の特別講演会は、鹿児島大学顎顔面機能再建学講座咬合機能補綴学分野の田中卓男前教授から「補綴治療における金属/プラスチック結合システムの変遷と今後の課題」と題したご講演がありました。
歯科用金属の接着システムは操作性を中心に大きく改善されているが接着性能そのものの進歩はわずかである。そのため臨床応用では症例に応じて適切な接着材料を適切に使用して、最大限の接着性能を引き出すことが長期臨床成績向上のポイントとなるなどを含めご講演されていました。
また、30日(土)においては、弊社研究所より、「新規1液性セラミックプライマーとオールインワンアドヒーシブを用いたガラスセラミックへの接着」と「新規セルフアドヒーシブレジンセメントの耐摩耗性」と題したポスター発表がありました。
展示ブースでは、近日発売の接着性レジンセメント「ジーセム リンクエース」、動揺歯固定接着材「G?フィックス」、光重合型1液性ボンディング材「G-ボンドプラス」、ナノハイブリッド充填用コンポジットレジン「MIフィル」、接着性グラスアイオノマー系レジンセメント「フジルーテイングEX」、歯質保護用グラスアイオノマーセメント「フジVII」、LED可視光線照射器「G-ライトプリマII」、予防製品等、新製品をはじめ、様々な製品の展示を行いました。
福岡県歯科医師会館
ポスター会場
展示会場