9月24日(金)~26日(日)の3日間にわたり、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)にて「第34回日本口腔インプラント学会総会・学術大会」が開催され、約2,100名の参加登録がありました。 今回は、「先進展開するインプラント治療-インターディシプリナリー・トリートメント領域への拡大」をメインテーマに、特別講演をはじめ、シンポジウム、課題口演、一般口演、ポスター発表、市民フォーラム等、広範囲にわたる内容の発表が行われ、たいへん盛況でした。 大会長は、大阪大学歯学部附属病院 口腔総合診療部の前田芳信教授でした。 特別講演では、スイス・チューリッヒ開業のUeli Grunder先生から、より好ましい部位にインプラントを埋入する事に加えて、審美性を確保するためにもaugmentationが必要であり、それに関して豊富な症例にて解説が有りました。 シンポジウムでは、日頃よりインターディシプリナリー・アプローチ(包括的診療)を実践されている矯正・ペリオ・インプラントを専門にする3人の先生方による共同講演が2題有り、注目を浴びました。 小野善弘・中村公雄・前田早智子先生のグループからは、清掃性の重要性及び常に治療目標を念頭に置きそれに向かって治療を進めることの重要性が説かれました。 また、山崎長郎・鈴木真名・菊池薫先生のグループからは、インターディシプリナリー・アプローチにより修復された、セラミック・ブリッジを含む数々のケースが紹介され、このアプローチ方法の有効性が紹介されました。 なお、次回学術大会は、青森県・弘前市民会館 他にて、2005年9月16~19日に開催される予定です。 |