9月14日(日)・15日(月・祝)の両日にわたり、水戸市・茨城県立県民文化センターにて「第36回日本歯科衛生士会学術大会」が開催され、のべ850名もの参加者がありました。 特別講演1題、シンポジウム1件、口演発表42題、ポスターセッション4題の発表が行われ、たいへん盛会でした。 特別講演は、「健康増進法とヘルスプロモーション」の演題にて行われ、社団法人地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センターの藤内修二先生が、今年施行された健康増進法の解釈と、それを踏まえた歯科における取り組みについてわかりやすくお話しされました。「健康」を増進させ、QOLの向上を図るために、その支援者として歯科衛生士が関わっていくための方策のヒントが多く盛り込まれた内容で、会場いっぱいの参加者は熱心に講演を聴き入っていました。 シンポジウムでは、「生活の質の向上を目指して-歯科衛生士にできること-」というテーマで、4人のシンポジストが、総論、地域保健、在宅訪問ケア、歯科衛生士自身と、それぞれの観点から生活の質の向上に対する現状や取り組みなどについて発表されました。ディスカッションでは、「生活の質の向上」や患者個々の「健康」とは何かについて、また、それぞれの言葉の解釈などについて活発な意見交換がありました。 口演発表は、歯科衛生士が様々な分野で活躍していることがうかがわれる、多種多様な発表内容でした。 次回の学術大会は、愛知県名古屋市にて2004年9月19日(日)・20日(月・祝)に開催の予定です。 |