6月9日(土)10日(日)の両日にわたり、東京国際フォーラムにて、「第35回日本顎咬合学会学術大会・総会」が開催されました。今回は、「真・顎咬合 学輝け 日本の歯科臨床!! ~臨床力の向上による歯科界の活性化~」をメインテーマに、約4,750名の参加登録があり、盛大な大会になりました。
大会長は、学会理事長の上田 秀朗先生でした。
特別講演は、Avishai Sadan先生(南カリフォルニア大学歯学部長、教授)をお招きし、大会長の上田秀朗先生を座長に、「Practical Solutions for Complex Rehabilitations Using Adhesive Dentistry」の演題にて、臨床医は保存的な治療方法に留意しながら、低侵襲で機能的、審美的で あり長期的に予知性が高い治療を患者に提供するべきである。そのような治 療法の決定には、患者の要求や希望、抱えている機能的な問題、利用できる材料、様々な臨床方法などを考慮するべきである。新しい保存修復の手法は、 最近まで対応できるとは考えられていなかったような症例を含む幅広い状況に対し て、多様な治療法を組み合わせて応用することができるようになった。テクニックや新しい材料の設計や選択に重点を置いて、自身のデータに基づいて、 審美的な治療法を選択するための系統的かつ科学的な手法をについて分かりやすくご講演されました。
その他、依頼講演98題(ランチョンセミナー4題含む)、テーブルクリニック48題、ポスター発表118題、が講演されました。
ジーシー協賛のテーブルクリニックでは、東京医科歯科大医学附属病院インプラント外来 講師 立川敬子先生に、「炭酸アパタイト骨補填材のインプラント治療への応用」の演題にて、従来、病気や事故により失われた骨を回復させる骨再建術においては自家骨移植が優先選択されてきたが、自家骨採取による患者への侵襲は大きく、これに代わる機能性の高い人口骨の開発が望まれていた。この度開発された「炭酸アパタイト製人工骨」は、臨床での治療効果が大きいと期待される。治験症例およびその他適応症例の紹介、また「炭酸アパタイト製人工骨」を使用するにあたっての注意点などをまじえて分かりやすくご講演いただきました。
ジーシーブースでは、新製品の骨補填材「サイトランスグラニュール」、イオン放出型2液性歯面塗布材「ケアダインシールド」ホワイトニング材「ティオンホーム プラチナ」、歯冠用高強度硬質レジン/歯冠用グラスファイバー「エクスペリア」、咬合力測定システム「デンタルプレスケールII」、「バイトフォースアナライザー」、歯科用下顎運動測定器「モーションビジトレーナーV–1」、咀嚼機能検査装置「グルコセンサーGS–II」、「舌圧測定器」等を展示いたしました。
また、発売以来ご好評をいただいている超速硬石こう「シェイク!ミックス ストーン」、大臼歯CAD/CAM冠用ハイブリッドブロック「セラスマート300」、形状記憶M相NiTiロータリーファイル「NEXNiTiファイルMs」、歯科接着用レジンセメント「ジーセムONE」、光重合型審美修復用コンポジットレジン「エッセンシア」、ナノハイブリッド充填用コンポジットレジン「グレースフイルシリーズ」、予防関連製品ルシェロシリーズより「ルシェロ歯ブラシ」、「ルシェロ歯みがきペースト ホワイト」フッ素入り歯面研磨ペースト「PTCペーストルシェロ ホワイト」、「MIペースト」等の他、デンタルスキャナー「Aadva Scan D3」、院内完結型CAD/CAMシステム「PLANMECA FIT」、新製品の炭酸ガスレーザー「ガスレーザー」をはじめ、「プロマックス3D classic」、手術用顕微鏡「OPMI pico」、「EXTARO300」等を展示し、多くのお客様にただきました。
東京国際フォーラム
会場受付
上田理事長挨拶
立川敬子先生 テーブルクリニック
ポスター会場
展示会場(1)
展示会場(2)