9月25日(土)・26日(日)の両日にわたり、愛知県東浦町・あいち健康プラザにて「第37回日本歯科衛生士会学術大会」が開催され、のべ770名もの参加者がありました。 基調講演・シンポジウム1題、教育講演1題、口演発表24題、ポスター発表30題の発表が行われ、たいへん盛会でした。 基調講演・シンポジウムは、「教育が変わる今、歯科衛生士業務はどう進むのか」の演題にて行われ、基調講演を東京歯科大学社会歯科学研究室 石井拓男教授がご講演されました。さらに、東京医科歯科大学大学院 高木裕三教授(歯学部口腔保健学科長)、新潟大学歯学部口腔生命福祉学科 福島正義教授、宮城県歯科医師会 佐々木金也常務理事(宮城高等歯科衛生士学院副教務部長)ら3人のシンポジストの講演後、活発なディスカッションが行われました。歯科衛生士の教育年限の延長が検討され、就業年数を3年以上とする指定規則の改正が確実となった今日、歯科衛生士の活躍の場をどのように広げていくのか、またどのような教育を行うべきであるのかを問う大変貴重な講演・シンポジウムでした。 教育講演では、「口腔ケアの重要性-嚥下障害と口腔ケア-」の演題にて、愛知県立看護大学 鎌倉やよい教授がご講演されました。今後、歯科衛生士の介入が期待される分野である嚥下障害と口腔ケアについて、嚥下反射のメカニズムから口腔ケアの対応方法まで、実践的な内容を含めながらお話しされました。 口演発表は、歯科衛生士が様々な分野で活躍していることがうかがわれる、多種多様な内容でした。 次回の学術大会は、北海道札幌市にて2005年9月24日(土)・25日(日)に開催の予定です。 |