9月25日(金)?27日(日)の3日間にわたり、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)にて「第39回日本口腔インプラント学会学術大会」が開催され、約4,000名の参加登録がありました。 今回は、「インプラント治療における医療安全・安心」をメインテーマに、基調講演、特別講演、シンポジウム3題、教育セミナー5題、研究セミナー2題、国際セッション、ワールドサテライトセミナー4題、専門医教育講座、専門歯科技工士教育講座、専門歯科衛生士教育講座、課題口演、一般口演、ポスター発表、他広範囲にわたる内容の発表が行われ、たいへん盛況でした。 大会長は、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部口腔顎顔面補綴学分野教授の市川哲雄先生でした。
基調講演は、大会長の市川哲雄先生を座長に、(社)日本口腔インプラント学会理事長・大阪歯科大学学長の川添堯彬教授より「インプラント治療の医療安全・安心」についてご講演がありました。正会員1万人を擁する大規模学会のこれからの時代に果たすべき使命について述べられ、医療受給者即ち国民からの「信頼性獲得」を最終ゴールにしたいという、力強い決意表明がなされました。
シンポジウム2は、大阪大学の前田芳信教授を座長に、「歯科医療の安全・安心をどのように考えるか:とくにインプラント治療に関して」というテーマにて、6学会合同シンポジウムとして進行されました。「安全で安心」な歯科医療を国民に提供するための、各学会における「安全と安心」に関する取り組み方のご紹介を目的として、学会の枠組みを越えて行われた有意義なシンポジウムでした。シンポジストは、日本歯周病学会から明海大学の申教授、日本矯正歯科学会から東京医科歯科大学の森山啓司教授、日本補綴歯科学会から昭和大学の佐藤裕二教授、日本口腔外科学会から東京歯科大学の矢島安朝教授、日本歯科麻酔学会から岡山大学の宮脇卓也教授でした。
なお、次回学術大会は、札幌コンベンションセンターにて、2010年9月17日(金)?19日(日)に開催される予定です。
大阪国際会議場
第一会場(メインホール)
ポスター会場
展示会場