「第45回秋季日本歯周病学会学術大会」が開催されました

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2002.10.30

「第45回秋季日本歯周病学会学術大会」が開催されました

世界遺産である原爆ドームに隣接する広島国際会議場にて10月24日(木)~26日(土)の3日間にわたり、「第45回秋季日本歯周病学会学術大会」が開催され、1,023名の来場者がありました。
学術大会は、特別講演、韓国招待講演、臨床特別講演、シンポジウム、教育講演、一般講演、ポスター討論のほか、メーカー主催によるランチョンセミナーなど多くの企画が行われ、たいへん盛況でした。
大会長は広島大学大学院医歯薬学総合研究科の栗原英見教授でした。

特別講演lは、米国のDr.Christopher W. Cutlerが「A Role for the Potent Antigen-presenting Cells, Dendritic Cells, in the lmmunopathology of Chronic Periodontitis : a New Paradigm?」という演題で粘膜系樹状細胞とその免疫制御のメカニズムについて詳細にお話され、活発なディスカッションがなされました。
特別講演llは、東京大学大学院総合文化研究科の浅島誠教授が「脊椎動物の未分化細胞からの臓器形成とその移植」という演題にて、試験管内でつくられた臓器の移植への可能性について述べられました。
特別講演lllでは、米国のDr.David W. Paquetteが「Periodontal Infection and Cardiovascular Disease」という演題で、歯周病と血管疾患の関与についてお話されました。
韓国招待講演ではDr.Young-Soo Suhが「Management of the Interdental Papilla」という演題で歯間乳頭の維持のための技術的考察についてお話されました。
臨床特別講演は共に山口県徳山市でご開業の松下伸一先生と小川廣明先生が「包括的歯科治療へのアプローチ」と題し、炎症のコントロールと咬合のコントロールについて多くの臨床経験を基にそのアプローチ方法をお話されました。
シンポジウムは、「歯周組織再生療法の現状と将来」をテーマに5名の先生方がメンブレンなどによる組織再生誘導法の有効性や今後期待される間葉系幹細胞を用いたさまざまな治療への可能性について興味深い報告と討論をされました。
また、弊社主催のランチョンセミナー「CO2レーザーの臨床での出番」では神奈川県横浜市でご開業の横溝正幸先生がたいへん豊富な臨床例について動画を交えて講演されました。

なお、来年度の春季学術大会は4月24日~26日に東京で、秋季学術大会は10月16日~18日に新潟で開催される予定です。

広島国際会議場
広島国際会議場
ランチョンセミナー
ランチョンセミナー
ポスター討論
ポスター討論
展示会場
展示会場