「第47回春季日本歯周病学会学術大会」が開催されました

 2004.5.27

「第47回春季日本歯周病学会学術大会」が開催されました

5月21日(金)・22日(土)の両日にわたり、鹿児島市民文化ホールと鹿児島サンロイヤルホテルにて、「第47回春季日本歯周病学会学術大会」が開催され、800名を超える来場者がありました。
学術大会は、特別講演2題、シンポジウム3題、臨床フォーラム3題、学術賞受賞講演、認定医教育講演、ランチョンセミナー3題他が行われ、たいへん盛況でした。
また、「タバコと歯周病のない世界」を目指し、学会として「禁煙宣言」が採択されました。
大会長は、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科歯周病態制御学分野の和泉雄一教授でした。

特別講演Iでは、スウェーデン・イエテボリ大学のProf. Tord Berglundhが、「The peri-implant tissues in health and disease」という演題で、インプラントを成功させるためには、いかに歯周組織を健全に保つことが重要であるかを、豊富な臨床データをもとに解説されました。

特別講演IIでは、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科の丸山征郎教授が、「感染症におけるパラダイムシフト」という演題で、感染の成立、慢性化、拡大化の仕組みについて、血管生物学分野で世界をリードしている先生ならではの解説をされました。

シンポジウムIでは、「ティッシュエンジニアリングを用いた歯周組織再生」をテーマに、東京歯科大学の山田了教授と大阪大学大学院歯学研究科の村上伸也教授を座長として、5名の先生が組織再生の要となる、細胞、足場、調整因子についてそれぞれお話しされ、終了後総合討論の場が設けられました。

なお今年度の秋季学術大会は10月15日(金)・16日(土)に仙台市にて開催される予定です。大会長は、東北大学大学院歯学研究科の島内英俊教授です。


鹿児島市民文化ホール
鹿児島市民文化ホール
第一ホール
第一ホール
一般講演ポスター
一般講演ポスター
展示会場
展示会場