「第47回秋季日本歯周病学会学術大会」が開催されました

 2004.10.20

「第47回秋季日本歯周病学会学術大会」が開催されました

10月15日(金)・16日(土)の両日にわたり、宮城県・仙台国際センターにて、「第47回秋季日本歯周病学会学術大会」が開催され、800名を超える来場者がありました。
学術大会は、特別講演2題、シンポジウム、韓国招待講演、認定医教育講演、歯科衛生士シンポジウム、ランチョンセミナー5題、市民公開講座他が行われ、たいへん盛況でした。
大会長は、東北大学大学院歯学研究科口腔生物学講座歯内歯周治療学分野の島内英俊教授でした。

特別講演Iは、京都大学再生医科学研究所生体組織工学研究部門生体材料学分野の田畑泰彦教授が、「組織再生誘導治療に必要な生体材料のデザインと創製-生体組織工学、Tissue Engineering-」と言う演題で、再生医療の実現に向けて、細胞だけではなく材料学的アプローチ(生体組織工学)がいかに重要であるかについて講演されました。組織再生誘導治療に関するキーワードとして、1.生体吸収性材料(高分子材料)2.ドラッッグデリバリーシステム(DDS)の2つを挙げられました。

シンポジウムでは、「歯周病原細菌のEBM」をテーマに、朝日大学の小川知彦教授と東北大学の島内英俊教授を座長として、7名の先生が講演されました。歯周病菌が歯周病の原因であるというエビデンスがほとんど無い状況で、歯周病学会のワーキンググループで行われた歯周病原細菌に関するEBMの結果が次々に展開され、活発な討論が行われました。

なお来年度の春季学術大会は4月22日(金)・23日(土)に長崎市・長崎ブリックホールにて長崎大学・原宜興教授を大会長に、また秋季学術大会は9月22日(木)・23日(金・祝)に札幌市・札幌コンベンションションセンターにて北海道大学・川浪雅光教授を大会長にそれぞれ開催される予定です。


仙台国際センター
仙台国際センター
大ホール(A会場)
大ホール(A会場)
ポスター会場
ポスター会場
展示ブース
展示ブース