4月22日(金)・23日(土)の両日にわたり、長崎ブリックホールにて、「第48回春季日本歯周病学会学術大会」が開催され、約1,000名の来場者がありました。 学術大会は、特別講演2題、認定医教育講演、学術賞受賞講演、ワークショップ、歯科衛生士一般講演他が行われ、たいへん盛況でした。 また、懇親会は長崎らしくグラバー園内のオルト邸前の庭園で開催されました。 大会長は、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科発生分化機能再建学講座 歯周疾患病因・再生解析学分野の原宜興教授でした。 特別講演Iでは、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科口腔機能再建学講座口腔病理学分野の山口朗教授が、「骨再生の分子基盤とその応用」と言う演題で、最近のBone Cell Biologyの発展を基盤とした生物学的根拠に基づいた新たな骨再生療法を開発するための骨再生プロジェクトについて講演されました。 「骨芽細胞の分化調節機構の解析」、「骨再生の分子メカニズムの解析」、「新しい骨再生療法の開発」を3本柱とするプロジェクトで、これまでの研究成果及び骨再生医療の今後の展望について述べられました。 特別講演IIでは、「インプラント・今そこにある疑問と応用」をテーマに、福岡県でご開業の船越栄次先生、同じく西原廸彦先生のお二人を座長に、3名のご開業の先生方が講演されました。 「イミディエートローディングのコンセンサスと臨床の実際」について熊本県でご開業の添島義和先生より、「インプラント補綴における咬合」について大阪府でご開業の本多正明先生より、「インプラント周囲炎に対する治療法の検討」について宮崎県でご開業の松井孝道先生よりそれぞれ解説頂きました。 なお今年度の秋季学術大会は、9月22日(木)・23日(金・祝)に札幌コンベンションセンターにて北海道大学・川浪雅光教授を大会長に開催される予定です。 |