4月12日(土)・13日(日)の両日にわたり、東京都・タワーホール船堀にて「第63回日本歯科理工学会学術講演会」が開催され、多くの方の参加登録がありました。
学術講演会は、特別講演、口頭発表26題、ポスター発表54題が行われ、広範囲にわたる内容の発表でした。
大会長は、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科先端材料評価学分野の宇尾基弘教授でした。
12日(土)の特別講演は、大会長の宇尾教授を座長に、日本大学歯学部病理学講座の小宮山一雄教授から「口腔粘膜アレルギーup to date」と題したご講演がありました。
未だ病因が明らかではなく、治療法も対症療法しかない扁平苔癬の内、難治性の口腔扁平苔癬について、金属アレルギーとの関連、癌化例の報告等にて関心が高まっている現状と、診断と治療のガイドライン作成を目指して2009年から取り組みを行ってきたことの報告をされました。
また、発症のメカニズムについて、これまでに得られた知見及び実験データをお示し頂き、更に国内外の治療の現状についてご紹介されました。
展示ブースでは、CAD/CAMシステム用ハイブリッドレジンブロック「セラスマート」、接着性レジンセメント「ジーセムリンクエース」、シランカップリング材「セラミックプライマーII」、速硬性常温重合レジン「ユニファストラボ」、歯接触分析装置「バイトアイBE?I」、咬合接触検査材「ブルーシリコーン ローフロー」、複模型用印象材「ラボコーン パテ」等、新製品をはじめ、様々な製品の展示を行いました。
なお次回大会は、2014年10月4日(土)・5日(日)に広島市のアステールプラザにて開催される予定です。
大会長は、広島大学大学院医歯薬学総合研究科創生医科学専攻生体材料学の加藤功一教授です。
タワーホール船堀
A会場(大ホール)
ポスター会場
展示会場