10月4日(土)・5日(日)の両日にわたり、広島市・アステールプラザにて「第64回日本歯科理工学会学術講演会」が開催され、多くの方の参加登録がありました。
学術講演会は、特別講演2題、口頭発表32題、ポスター発表96題他が行われ、広範囲にわたる内容の発表でした。
大会長は、広島大学大学院医歯薬保健学研究院生体材料学の加藤功一教授でした。
特別講演1では、大会長の加藤教授を座長に、広島大学医歯薬保健学研究院歯周病態学教授の栗原英見先生から「Evidence-Based Dentistryの確立に向けて歯科理工学に期待すること」と題したご講演がありました。
団塊の世代が80歳を超える、20年後の超高齢化社会における歯科医療に対し、歯科理工学に何が期待されるのかについてご報告されました。
特別講演2では、同じく加藤教授を座長に、独立行政法人医薬基盤研究所難病・疾患資源研究部 ヒト幹細胞応用開発室研究リーダーの古江-楠田美保先生から「再生医療に果たす工学の役割?ヒト多能性幹細胞の培養において求められるマテリアル?」と題したご講演がありました。
現在精力的に行われている幹細胞を用いた基礎研究の成果等が、広く実用化されるために、ヒトhPS細胞の品質の安定と品質評価法のための技術的改良が望まれる、と説かれました。
展示ブースでは、CAD/CAMシステム用ハイブリッドレジンブロック「セラスマート」、接着性レジンセメント「ジーセムリンクエース」、シランカップリング材「セラミックプライマーII」、フロアブルコンポジットレジン「MIフローII」、速硬性常温重合レジン「ユニファストラボ」、歯接触分析装置「バイトアイBE?I」、咬合接触検査材「ブルーシリコーン ローフロー」、等、新製品をはじめ、様々な製品の展示を行いました。
なお次回大会は、2015年4月11日(土)・12日(日)に仙台市情報・産業プラザにて開催される予定です。
大会長は、東北大学大学院歯学研究科顎口腔機能創建分野の鈴木治教授です。
アステールプラザ
会場入口
ポスター会場(1)
ポスター会場(2)
展示会場