「GC友の会 学術講演会 歯科衛生士シンポジウム(東京)」を開催しました

 1月25日(日)、東京国際フォーラム・ホールB7にて、「GC友の会学術講演会・歯科衛生士シンポジウム」を開催し、約400名の方にご参加いただきました。テーマは「考える歯科衛生士?患者さんの10年先を見据えて?」。村上歯科医院・村上恵子先生をコーディネーターに、原田歯科医院・川崎律子先生、小林歯科医院・鍵和田優佳里先生、熊谷歯科医院・塩浦有紀先生に、それぞれご講演いただきました。

 学術講演会ではまず、コーディネーターの村上恵子先生から、ライフステージを考慮した歯科疾患治療や疾病予防、健康増進を図ることが求められている今、10年先を見据えた治療や予防プログラムのあり方について共に考える「参加型シンポジウム」として楽しい情報交換の場にしていただきたいとの企画主旨について説明がありました。

 川崎律子先生には、「小児期から思春期の対応?口腔から見えるこどもの生活:ライフステージの特徴を理解する?」という演題にて、子どもたちの疾患の発症を防ぎ健康を守り育てるために、歯科衛生士がどのようにかかわり支援していくか、患者さんとの信頼関係を築くことの重要性を豊富な臨床経験からお話いただきました。

 鍵和田優佳里先生には、「歯周病罹患者の健康回復と維持」という演題にて、歯周治療において各患者さんに適した検査や状態に合わせた処置を行うことが求められていることを、多くの症例から解説していただき、口腔内だけではなく患者さん全体を診るSPTの重要性についてもお話いただきました。

 午前と午後の2回に渡って行われたディスカッション&ケースプレゼンテーションでは、塩浦有紀先生にご提示いただいた3症例の問題点や対応策について「もし私がこの患者さんを担当したらどうするか」という目線で会場の皆様と4名の講師が一緒に考えディスカッションをするという新しい試みが行われました。また、午前のプログラム終了後に行われた講師の先生方とのフリートークの時間でも、多くの方が質問や相談に訪れ、経験豊富な歯科衛生士の方々より明日からの臨床に活かすべくアドバイスを受けていらっしゃいました。

 まとめとして、村上先生より、ライフステージ別の対応ポイントを解説していただき、温かいメッセージとともに「予防は歯科衛生士の出番。日本でも、ぜひクライアント(疾患のない方)を増やしていきましょう」と熱いエールをいただきました。 最後は参加型シンポジウムとして演者と会場の皆様をつないでくださったコーディネーターの村上先生、また、貴重な講演をしてくださった演者の先生方への大きな拍手で締めくくられました。

 展示コーナーでは「ルシェロシリーズ」、「MIペースト」、「プリニアスリム」などの予防関連製品をはじめ、歯科用双眼ルーペ「アイルーペ」等の展示を行い、多くの方にお立ち寄りいただきました。

 なお、同シンポジウム大阪の会は、2009年2月8日(日)に大阪・梅田ステラホールにて開催される予定です。

講演会場

講演会場

講師の先生方とのフリートーク

講師の先生方とのフリートーク

展示コーナー 予防製品

展示コーナー 予防製品

日本歯科商社書籍コーナー

日本歯科商社書籍コーナー