「GC友の会 学術講演会 東京歯科技工講演会」を開催しました

 7月27日(日)に、東京・ステーションコンファレンス東京にて、「GC友の会 学術講演会 東京歯科技工講演会」を開催し、多くの参加登録があり盛会でした。
  今回は、「本ではわからないCAD/CAMの話?自費だけではないCAD/CAM?」をテーマに、福岡県福岡市・有限会社DELアーチの橋本誠先生、「前歯部セラミック修復における陶材築盛の理論と実践」をテーマに東京都台東区・大谷歯科クリニックの湯浅直人先生の2名の先生方にご講演いただきました。

  橋本先生は、歯科用CAD/CAMはジルコニア、自費技工、アバットメント等のイメージが強いと思います。私の考えは、CAD/CAMは私達を助けてくれる機器、時間、精度を買える機器だと思います。CAD/CAMシステムに興味があっても販売メーカー、情報、噂も多く何を基準に選べば良いか悩む事も多いようです。同じ悩みを抱えている方、CAD/CAMを触った事が無い、興味が無い方にも自費、保健技工関係なくCAD/CAMを導入して得たメリットとCAD/CAMシステムの選択基準を中心にお話しされました。

  湯浅先生は、歯牙形態の再現と密接な関係を持ち、前歯部セラミック修復修復物製作時に考慮しなければならない要件として天然歯様の色表現が揚げられるが、個々の天然歯に観察される個性的な色を、つねに異なる修復環境のもとで正確に模倣し表現することは容易ではない。しかしこのような修復物の色表現において、インターナルステインを用いる手法には、色調和の確度を上げ、再製作のリスクを減らしてくれる点が数多くある。同法の利点を最大限引き出し、高度な自然感を得る方法とそれに付随する修復物の製作理論について解説されていました。

  展示コーナーでは、新製品の速硬性常温重合レジン「ユニファストラボ」、複模型用印象材「ラボコーンパテ」、硬質レジン歯「ゼンオパール」、保健適用ナノハイブリッド硬質レジン「ディアーナ」、超高強度MFハイブリッド型硬質レジン「グラディア」、歯科用陶材「イニシャル」、急速加熱型クリストバライト系埋没材「クリストクイックIII」、AadvaCAD/CAMシステム「Aadva Scan、Aadva MillLW-I、Aadva MillLD-I」、歯科切削加工用レジン「セラスマート」、をはじめ様々な製品の展示を行い、お客様にお立ち寄りいただきました。


ステーションコンファレンス東京

ステーションコンファレンス東京

会場

会場


橋本誠先生

橋本誠先生

湯浅直人先生

湯浅直人先生


展示コーナー

展示コーナー