日本から5人の中学生、高校生が3月24日、スイスのルツェルンにあるGC International AGのオフィスを訪れ、プレゼンテーション及びディスカッションを行いました。彼らはいずれも、東日本大震災でもっとも被害を受けた地域から来ており、震災時は6歳から10歳でした。
今回のメンバーはスイスのホストファミリーのもとで2週間を過ごし、震災から学んだことを伝え広めるため選ばれました。
彼らがもっとも伝えたかったメッセージは、地域コミュニティでのネットワーク構築の重要性でした。それがいずれコミュニティの絆を強くし連帯感を生み、自然災害に対しても効果を発揮します。
メンバーのひとり、14歳の生徒の夢は心臓外科医になり、可能な限り多くの人々を助けることでした。
別の16歳の生徒は、建築家として人々を強く結びつけるためコミュニティを作ることを思い描いています。
私たちは、彼らが困難な出来事に会い、完全に復興するまでまだ時間がかかるにも関わらず、忍耐強く、将来へ前向きな姿勢を持っていることにいたく感動しました。
GC International AGの中尾会長もまた、進行する高齢化社会における社会問題、健康に関する問題に、GCグループがいかにして取り組んできたか、重要なメッセージをグループ会社を通じて広めていったかを彼らにプレゼンテーションしました。
GC International AGとその生徒らはお互いに、私たちはたくさんの事をスイス社会から学ぶことができ、それが日本にとっても利益があることを認識しました。なぜならばスイスは、多様な文化を持ちながら強固な地域社会を形成し、持続しているからです。
*Support Our Kidsプロジェクトは、2011年6月に「東日本大震災被災児の自立支援」「復興のリーダーづくり」を目的に発足致しました。主たる活動は、世界11ヶ国の大使館や外務省と連携し実施している「海外ホームステイを通した被災児の自立心育成活動」で、これまでに海外に渡った子ども達は404名を数えます。
交流会に参加された生徒達とGCIAGのメンバー