OHAP:Oral Health of Ageing Populations(高齢者のための口腔保健)パートナーシップSeason 2のキックオフミーティングが開催されました

2021年8月25日にOHAP パートナーシップSeason 2のキックオフミーティングがアメリカ、ヨーロッパ、日本から、FDI Seeberger会長、GC International AG 代表取締役社長 中尾潔貴など計13名参加のもと、オンラインにて開催されました。

OHAPパートナーシップとは、FDIと株式会社ジーシーが共同で立ち上げたもので、高齢者に対する口腔疾患の予防と治療の研究の機会、並びに高齢社会の口腔保健の調査の必要性への関心を高めることなどを目的に取り組まれております。Season 1ではInternational Dental Journalにおいて「Oral health for an ageing population : Evidence for a fundamental human right」を発行し、健康長寿の延伸と口腔保健の関与についてのエビデンスを蓄積して参りました。また高齢患者の健康状態・介護の要否レベルに合わせた治療指針を取りまとめたチェアサイドガイドブックを発表しております。

FDIはこれまで「生涯にわたる口腔健康」を政策声明として採択し、2016年の世界歯科会議では「高齢化社会に対する口腔健康」、2017年は「高齢者の口腔健康改善のための臨床戦略」、2018年は「世界腔保健フォーラム~健康的な加齢~」をテーマとしてシンポジウムを開催し、高齢化社会と口腔保健に対する理解の推進を図ってきております。その成果を2019年9月にサンフランシスコで開催されましたFDIの世界歯科会議において「健康的な加齢のための口腔衛生~5年間のプロモーション、予防、ソリューション~」のシンポジウムにて披露いたしました。

今回のキックオフミーティングでは、弊社最高顧問である中尾眞がスイスに設立したFoundation Nakao for Worldwide Oral Health(中尾世界口腔保健財団)の理事長である中尾眞紀子より、COVID-19禍における高齢者を取り巻く環境の変化、そして歯科診療がニュー・ノーマルなどの新たなヘルスプロモーションの推進に期待されていることを共有しました。尚、財団では2021年3月25日に同財団の全理事が参加のもとManagement Boardを開催し、第2回助成金案件にOHAPパートナーシップ Season 2のプロジェクトを含めることを決定しております。


株式会社ジーシーは2021年2月11日に創業100周年を迎え、新たなVision2031として「健康長寿社会を実現する歯科界のリーディングカンパニーとなる」を掲げ、この達成に向けてグループ一丸となって努力して参ります。今後も高齢者の口腔保健問題への対応に積極的に貢献いたしますとともに世界中の人々の生きる力を支え続けていく、世界ナンバーワンの歯科医療総合メーカーを目指して参りますので、変わらぬご指導ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。


Kick-Off meeting of OHAP Season 2

FDI President Dr. Gerhard Seeberger