「第57回日本歯科理工学会大会」が開催されました

  5月27日(金)?29日(日)の3日間にわたり、韓国・ソウル市の延世大学附属のセブランス病院にて「第57回日本歯科理工学会大会」が開催されました。今回は国際歯科材料会議(IDMC)2011との共催で行われ、世界各国から約440名の参加者があり、たいへん盛況でした。

  会場となりましたセブランス病院はベッド数2,000床以上で、最先端の医療設備を備えた病院とのことでした。病院内には各所に電子端末が設置されており、患者や来院者が各種情報を得られるような体制が取られていました。

  招待講演のテーマは「インプラント」、「CAD/CAM」で、「インプラント」に関しては、MegaGen Implant Co., Ltd.のKwang Bum Park博士より「新しいコンセプトのインプラント」について、東京医科歯科大学の塙隆夫教授より「生理活性物質によるインプラントの表面処理」について、そしてUniversity College London のJonathan C. Knowles教授より「リン酸ガラスを用いたグラフト材」について発表されました。
  続いて「CAD/CAM」に関しては、愛知学院大学の伴清治教授より「ジルコニアの性質に影響を与える様々な要因」について、University of Sydney のMichael V. Swain教授より「ジルコニアの強度に影響を与える様々な臨床操作」について、University of Mississippi Medical Center のJason A. Griggs博士より「インプラントや補綴物の寿命予測」について、最後にJeonju Mir Dental HospitalのHoi-Wung Chung博士より「インプラントの臨床」について,それぞれ基礎から最新の研究結果を含めて発表されました。

  ポスター発表では弊社研究所の薄大輔より「The flowability of light body silicone impression materials used by a double-mix technique, and hydrophilicity of light body impression materials.」について、同じく研究所の眞塩剛より「Influence of shape and loading direction of zirconia abutment on bending fracture strength.」について、それぞれ発表させていただきました。

セブランス病院

セブランス病院

学会会場

学会会場

ポスター発表会場\

ポスター発表会場

展示会場

展示会場