「第58回日本歯科理工学会学術講演会」が開催されました

  10月22日(土)・23日(日)の両日にわたり、福島県郡山市・奥羽大学にて「第58回日本歯科理工学会学術講演会」が開催され、多くの方の参加登録がありました。
  学術講演会は、特別講演、口頭発表19題、ポスター発表49題が行われ、広範囲にわたる内容の発表で、東日本大震災の影響が残る中、各方面の皆様方のご努力にて無事開催されました。
  大会長は、奥羽大学歯学部生体材料学講座の川島功教授でした。

  特別講演は、大会長の川島先生を座長に、「“はやぶさ”が切り拓いた科学のフロンティア?宇宙からの恵みと宇宙からの天災?」と題し、JAXA・月惑星探査プログラムグループの矢野創先生が、工業試験探査機「はやぶさ」プロジェクトが実証した宇宙技術(近地球型小惑星イトカワの試料を、地球に持ち帰り物質の分析をしたこと他)により、太陽系探査に関して新しい潮流が生まれつつあることについてお話をされました。
  また、地球が長い歴史の中で受けてきた「宇宙からの恵み」(生命の誕生からその維持に必要な水・有機物・エネルギーの供給)と、「宇宙からの天災」(小天体が地球に超高速衝突することによる、生命種の大量絶滅)のうち、「宇宙からの天災」については、「はやぶさ」が未来の世代を守る為に、人工的に軌道をそらす等の宇宙技術が進歩していく、先駆けを果たした役割が大きかったのではないか、と結ばれました。

  なお次回大会は、2012年4月14日(土)・15日(日)に徳島市・あわぎんホールにて開催される予定です。大会長は、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生体材料工学の浅岡憲三教授です。

奥羽大学

奥羽大学

A会場(第2講義棟)

A会場(第2講義棟)

B会場(記念講堂)

B会場(記念講堂)

講演会場

講演会場

ポスター会場

ポスター会場

展示会場

展示会場