「GC友の会 東京総義歯シンポジウム」が開催されました

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2003.12.10

「GC友の会 東京総義歯シンポジウム」が開催されました

12月7日(日)に、有楽町マリオン・朝日ホールにて、「GC友の会 東京総義歯シンポジウム」が開催され、約900名の先生方にご来会いただきました。
今回はテーマを「ここが決め手!!患者満足度の高い総義歯臨床のステップアップを目指して」と題し、東京都新宿区・矢崎秀昭先生をコーディネーターに、千葉県市川市・村岡秀明先生、東京都港区・寺西邦彦先生、東京都調布市・阿部二郎先生の各先生方から、総義歯臨床における現状や、患者さんの満足度を高めるためのポイントなどを、臨床例を交えながらご講演いただきました。

まず始めにコーディネーターの矢崎先生より今回の企画の趣意説明からスタートしました。
村岡先生からは、「私はどのように総義歯を作っているか-そのやり方考え方-」の演題にて、実際に先生が診療室で撮影されたビデオを上映しながら、印象採得・咬合採得・セット・咬合調整までの流れや、患者さんとのコミュニケーションなどをわかりやすくお話しいただきました。

寺西先生からは、「総義歯補綴から見た審美歯科-総義歯補綴その基礎と臨床の多方面への活用-」という演題にて、無歯顎および多数歯欠損の回復における審美は、口腔内だけではなく、顔貌における審美性の回復も必要となるため、歯冠修復処置における審美性よりもいっそう複雑となるとし、多数歯欠損症例での審美性回復のコンセプトとその術式などについてご講演いただきました。

阿部二郎先生からは、「下顎総義歯の吸着-簡単症例から難症例までの臨床テクニック-」の演題にて、下顎総義歯の基本的な吸着のポイントや、患者さんによって異なってくる印象採得・咬合採得、また、治療義歯を使う場合や、簡単症例と難症例による臨床テクニックの違いなどを、実際に患者さんとのやりとりを撮影されている映像を活用しながらご講演いただきました。

各演者の講演の後、矢崎先生と演者による質疑応答が行われ、日常臨床での疑問や今回発表された内容のポイントなどをお話しされました。また、最後には講師全員による総合ディスカッションがあり、活発な討論が行われました。

会場内の展示コーナーでは、先生方のご講演中にも評価をいただいた、新製品の「ジーシー ティッシュコンディショナー」を展示。このほか「プロスペック歯ブラシプラス・子供用フォーレッスン」、「デンタルIQさん2」、「ディンフォネスト フォトマネージャ」など話題の製品を展示し、多くのご来会者の方々にご覧いただきました。



受付

会場風景

コーディネーターの矢崎先生

阿部先生・寺西先生・村岡先生

展示コーナー

展示コーナー