Dental Advisor Number 52 – October 2022
イニシャル LiSi ブロックとジーセムONE EMを使用した臨床例が示されています。接着強化プライマー、G-マルチプライマーの併用も含めて、その操作法や使用感について報告されています。
Dental Advisor Number 52 – October 2022
イニシャル LiSi ブロックとジーセムONE EMを使用した臨床例が示されています。接着強化プライマー、G-マルチプライマーの併用も含めて、その操作法や使用感について報告されています。
J. Funct. Biomater. 2022, 13, 134.
本研究の結果、エッチアンドリンスモードおよびセルフエッチングモードとに関わらず、HEMAフリー設計のG2-ボンド ユニバーサルが接着疲労試験において優れた歯質接着特性を示すことが報告されています。
2022 IADR/APR General Session (Virtual) Final Presentation ID: 0266
ジーセムONE EMは、チタンおよびジルコニアに対して高いせん断接着強度を持ち、高い曲げ強度も示すことが示されました。 この材料は、インプラントアバットメント材料に対して接着耐久性を有することが期待されます。
2022 IADR/APR General Session (Virtual) Final Presentation ID: 1237
イニシャル LiSi(リジ)ブロックは結晶粒子が小さく緻密であることが特徴です。それによりミリング加工後の表面のマイクロクラックが浅くて研磨で容易に除去できると示されています。
2022 IADR/APR General Session (Virtual) Final Presentation ID: 0696
アローマインジェクションはオートミックスカートリッジに入ったペーストタイプのアルジネート印象材で、シリコーン印象材よりも印象採得時の歯に掛かるストレスが小さいことが示されました。動揺歯を含む歯列の正確な印象採得にも役立つことが示唆されています。
2022 IADR/APR General Session (Virtual) Final Presentation ID: 0163
サイトランスグラニュールは、インプラント周囲の骨欠損において高い骨再生能を有することが示されました。
2022 IADR/APR General Session (Virtual) Final Presentation ID: 0334
炭酸アパタイト骨補填材が抜歯窩の骨形成と軟組織の治癒を促進することが示唆されています。特に動物実験から治癒に関与する間葉系幹細胞(MSC)の集積が見られること、およびin vitro実験からはMSCとの共培養でIGF-1、VEGFといった治癒を促進する成長因子の発現が増えると報告されています。
2022 IADR/APR General Session (Virtual) Final Presentation ID: 1353
HEMAフリーの2ステップセルフエッチングボンディング材であるG2-ボンド ユニバーサルは、1年間の水浸漬後でも高い曲げ強度とビッカース硬度を有することが示されました。吸水率が低く経時劣化を抑制し、長期にわたる臨床パフォーマンスの可能性が期待されます。
デンタルダイヤモンド 2022年11月号
本文献では、二ケイ酸リチウムガラスセラミックブロック「ジーシー イニシャル LiSi ブロック」の時短、適合性、審美性に優れている点を論じ、日々の臨床で非常に有用な材料であると紹介されています。特にインレー修復の症例を挙げ、ミリング後5分程度の研磨で鏡面仕上げで色調が調和し、診療時間を大幅に短縮できると論じられています。
Odontology. 2022 Sep 28.
成人385名を対象にデンタルプレスケールIIを用いた咬合力評価をおこなった結果を解析し、咬合力の年齢依存について報告されています。
Polymers (Basel). 2022 Aug 26;14(17):3499
CAD/CAMレジンブロックのブラッシング摩耗試験前後の体積を評価されています。評価した試験群の中でセラスマートは摩耗量が最も少なかったと報告されています。
Regen Ther. 2022 Jun 21;21:104-113.
第79回日本歯科理工学会学術講演会
“フジルーティング EX Plusの接着強さと曲げ特性は、市販の同種製品と比較して同等以上の優れた結果を示すことがわかった”と結論付けられています。
Eur J Oral Sci. 2022 Apr 26
“G2-Bond Universalは象牙質に対し、他の2ステップボンディング材と同等以上の接着耐久性を示すことが明らかとなった”と結論付けられています。
Int J Implant Dent. 2022 Mar 7;8(1):11.
本論文では動物を用いた抜歯窩治癒モデルにおいて、炭酸アパタイト製骨補填材が軟組織治癒を早め、粘膜の瘢痕形成がなかったと報告しています。 in vitro試験結果と総合して、炭酸アパタイト骨補填材は線維芽細胞に作用してコラーゲン線維を発現させ、結合組織の治癒を有意に促進すると考察されています。
デンタルダイヤモンド 2022年4月号
本稿では、「いままで骨補塡材に縁がなかった」、「何となくハードルが高い」と思っていた先生方に向けて、骨補塡材を使うことがインプラント治療や審美治療に付随した特殊な手技ではなく、「日常臨床でも使える」、「抜歯後の一手間で骨を守れる」ものであることが紹介されています。ここで示された症例のように抜歯後の顎堤吸収をうまくコントロールできた際には、その後の治療の幅も大きく広がると論じられています。
No.147 DENTAL ADVISOR Research Reports
“G2-BOND Universalは、象牙質とエナメル質に対して1年後も良好な接着強度を発揮しました”と結論付けられています。
J Periodontal Res. 2022 Feb 25. doi: 10.1111/jre.12980. Online ahead of print.
L-ラクチド‐εカプロラクトン共重合体からなる吸収性GBRメンブレンの細菌接着、透過性に関する評価の論文。同材料は口腔内細菌の付着が少なく、かつ、透過もブロックしたことから、組織再生治療において膜が露出してしまっても良好な結果に貢献しうると論じられています。
European Journal of Oral Sciences
“ジーセム ONE EMは、硬化モード、保管期間、または歯の基質に関係なく、唾液汚染のあるグループとないグループとの間でせん断接着強さに有意な差を示さなかった”と結論付けられています。
J Adhes Dent. 2021 Dec 3;23(6):505-512.
“親水性モノマーを含まないG2-ボンド ユニバーサルは象牙質に対して耐久性のある接着性を示す”と結論付けられています。